かぜ症候群の症状

かぜ症候群の症状としては、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳、くしゃみ、耳鳴りなどが耳鼻咽喉関連の不調です。咳はかぜが治りかけてくるにつれて、痰の絡んだものになることが多いです。幼児の場合は、こうした鼻や喉の不調が頻繁に起こりやすくなる傾向にあります。
  
また頭痛や吐き気、食欲不振や倦怠感、悪寒、そして発熱や関節痛なども起こります。熱は軽度のかぜであれば、37度台の微熱が続き、ひどい場合には高熱に至ることもあります。
下痢や便秘や脱水症状が起きる場合もあります。
  
通常は安静にしていれば3日から一週間ほどで症状は緩和されますが、ひどい場合は肺炎を引き起こしたり、感染症を起こす場合もあるので、注意が必要です。

かぜ症候群の原因

かぜ症候群の原因は、呼吸器系のウイルスに感染して起こることがほとんどです。
かぜを引いている人が咳やくしゃみをすることにより空気中にウイルスが舞い、出かけた際などにそうしたウイルスを鼻や喉から吸い込んで、感染します。20分ほどで体内に入りこみ、24時間以内に増殖して発症することが多いです。
  
幼児や赤ちゃんやほかの病気を抱えるの人など、体の抵抗力が弱い人ほどこうしたウイルスに感染しやすくなります。ウイルスにはアデノウイルス、コロナウイルス、よく知られているインフルエンザウイルスなどさまざまな種類があります。
呼吸器系のウイルス以外の原因としては、アレルギーによるものや、マイコプラズマなどの細菌によるものなどもあります。

かぜ症候群の治療法

かぜ症候群の予防は、ウイルスを体内に入れないことが何より大切です。そのためにも外から帰ってきたら、まず手洗いとうがいをしっかりと行う癖をつけるようにします。人ごみの中に出かける際には、マスクを装着するようにします。
  
またかぜ症候群は、免疫が低下したり体力が落ちているとかかりやすくなります。日頃から規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事としっかりと睡眠を取るようにすることが大切です。
そして適度に運動して体も鍛えておくことも勧められます。運動することはストレス発散にもなります。ストレスが溜まると免疫力も低下してしまいます。