胸膜炎の症状

胸膜炎の主な症状には、以下が挙げられます。

・発熱
・呼吸困難、息切れ
・胸部の痛み
・乾いた咳が続いている
・咳と混じって頻繁に痰が出る
・体がだるい状態が続く
・背中の痛み など
  
初期症状は、風邪と間違える場合が多いです。痰に血が混じっていたり、咳がずっと続くなどの症状がある場合は、胸膜炎の可能性があります。放っておくと胸水が溜まっていき、膿を含んだ状態に悪化してしまうこともあります。疑わしい症状が出たら、受診することで早期発見につながります。

胸膜炎の原因

胸膜炎の主な原因には、がん(特に肺がん)、感染症(特に結核)、膠原病、薬剤などが挙げられます。そのほかに、胸膜炎にはアスベストが関係していると言われています。アスベストを長期間吸う職業の人は、胸膜炎になるリスクがあるため注意が必要です。

胸膜炎の治療

胸膜炎の治療は、原因によって異なります。細菌感染による胸膜炎の場合は抗菌薬による治療、がんの場合は抗がん剤などで治療を行います。