騒音性難聴の症状

騒音性難聴の症状としては、初期は4000Hzを主とした高音域の音が聞こえなくなり、耳鳴りが始まります。この段階では聴力が低下しているという自覚はありません。しかし進行していくと聴力が著しく低下していき、日常生活に支障をきたす難聴になります。
  
聴力が低下する速度は個々様々ですが、低血圧、既往歴に中耳炎やスプレプトマイシン注射がある人、過去に頭部打撲した人、慢性的な扁桃炎、もしくは蓄膿症、アレルギー体質の人などは騒音性難聴になりやすいと言われています。難聴は左右両側に同程度起こります。また、連続音よりも衝撃音の方が騒音性難聴になりやすいと言われています。

騒音性難聴の原因

騒音性難聴の原因は、80デシベル以上の大きな衝撃音を長時間、長期間に渡って聞き続けために、内耳にある感覚細胞に感覚器障害を受けることが発生原因と言われています。
  
長時間、強大な騒音を聴き続けることによって蝸牛の膜が破れたり、蝸牛内の血流が滞ったり、有毛細胞の毛が傷ついたり、一部が死んでしまったり、鼓膜が破れることで音がうまく感知できなくなり、騒音性難聴になってしまうと考えられています。
  
最近では長時間に渡ってのヘッドフォンやイヤホン装着によってもこの騒音性難聴が発症する場合があるため、注意が必要です。

騒音性難聴の治療法

騒音性難聴の予防としては、騒音のある場所を避けることです。また、どうしても騒音のある場所にいなければならない場合は耳栓や防音具を使用して騒音を避ける工夫をすると良いとされています。
騒音性難聴の主な治療方法は薬物療法です。騒音性難聴になってから1週間以内に治療を始め、血流をよくするとされる薬やビタミン剤などが処方されます。それと同時に炎症を抑えるステロイドも処方されます。また血行を改善するために高圧酸素療法や、神経節ブロック療法なども効果がありますが、いずれも早期発見でのみ有効とされます。
蝸牛の有毛細胞は一度失われてしまうと二度と再生できないため、いかに早期治療出来るかが重要視されます。