肛門掻痒症の症状

肛門掻痒症の症状は、主に以下の3つが挙げられます。
・肛門周辺のかゆみ
・肛門周辺の皮膚炎
・皮膚の黒ずみ・肥厚
  
肛門周辺のかゆみは、入浴後や就寝時など体が温まったとき、長時間座り続けて肛門周辺がむれたときに起こりやすいです。強くかきむしってしまうと、皮膚が荒れて皮膚炎を起こすことがあります。ひどい場合はただれたり腫れてしまうこともあります。これらの刺激により皮膚の厚みが増し、黒ずんでくることがあります。
  
肛門周辺を清潔に保とうと、トイレットペーパーで過剰にこすったり、入浴時にごしごしと洗い過ぎると、皮膚に負担を与えてしまいさらに悪化する原因となります。

肛門掻痒症の原因

肛門掻痒症の原因はさまざまありますが、主に以下の3つが挙げられます。
・痔や肛門ポリープ
・便秘や下痢の刺激による皮膚炎
・雑菌などによる感染症
  
その他に、トイレのウォシュレットでの洗いすぎや、紙でのふき取り過ぎなど、清潔を意識しすぎて皮膚を傷つけて発症するケースが非常に多いです。いずれも、皮膚への刺激が原因で引き起こされます。

肛門掻痒症の治療法

肛門掻痒症は原因によって使用する薬や治療法も異なります。

肛門掻痒症の予防は、肛門周辺の清潔と刺激を減らすことが大切です。トイレでウォシュレットを使用するときは、水流を強くせず、ぬるめの温水を短時間のみ使用しましょう。
  
体を洗うときは肛門周辺を強くこすらないようにし、下着は綿などの通気性の良いものにすれば、肛門の蒸れを防ぐことができます。アルコールやカフェインも刺激になることがあるので、過剰に摂取するのは避けると良いでしょう。