医師監修

尋常性疣贅/いぼとは

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)/いぼは、さまざまなヒトパピローマウイルス(HPV)がもとでできる良性の丘疹で、いぼと呼ばれるものです。
皮膚のバリア機能が低下して、ウイルスが入り込み皮膚に隆起した突起物ができます。痛みやかゆみはありませんが、いじるとさらに皮膚が傷ついて数が増えたり、大きくなったりします。またいぼに細菌感染(二次感染)がおきると痛みがでてしまい、抗生剤を用いることもあります。

尋常性疣贅/いぼの症状

尋常性疣贅/いぼといわれる、いわゆるいぼは、原因となるウイルスや場所によって、形状などが多少異なります。
ヒト乳頭腫ウイルス2・27・57型によるものでは、手のひらや指の爪の生え際、膝がしらや膝の裏などに、表面が固く白色の丘疹ができることが特徴です。粟粒ほどの大きさのものからエンドウ豆ほどの大きさのものまであり、半円状に隆起しています。顔面や頸部には、指状疣贅と呼ばれる、細長い突起を持つ発疹が現れることもあります。
ヒト乳頭腫ウイルス1型によるミルメシアでは、ドーム状に隆起した丘疹となり、全体に赤味を帯びており、中央部分のみ固く、白っぽくへこんでいます。

尋常性疣贅/いぼの原因

尋常性疣贅/いぼは、ヒト乳頭腫ウイルス2型によるものが多く、さまざまな種類のヒトパピローマウイルスが、小さな傷口などから感染して起こるいぼとされています。
皮膚は、表皮と真皮に分かれており、表皮の一番上にある角質層が、ウイルスや細菌などの外部刺激から皮膚を守る役割をはたしています。正常な状態では、ヒトパピローマウイルスには感染しませんが、角質層に小さなキズができるとウイルスが入り込んでしまい、表皮の最下層の基底層で感染してしまいます。
家族など他人にうつすこともりますが、自分の皮膚で感染していき、次第に数が増えていきます。

尋常性疣贅/いぼの治療法

肌が乾燥し荒れている状態では、角質層が傷つき、キメが乱れていますので、ウイルスなどの外部刺激から十分に守ることができず、ウイルスが入りやすく、尋常性疣贅/いぼができやすい状態となります。
クリームを塗るなど、保湿を心掛けるようにしましょう。免疫力が低下することも、いぼができやすい要因となりますので、規則正しい生活を心掛けることも大切です。いぼに気が付いたら、大きくなったり、数が増えたりする前に、早めに皮膚科を受診し、処置を受けましょう。ヨクイニンエキスや液体窒素、電気凝固等が治療に用いられます。
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