心房細動の症状

心房細動の症状は、めまいや動悸、息切れなどが主な症状で、心臓部位に手を当てたり、手首で脈をはかったりすると、不規則に心房の速さや遅さを感じる事ができます。心臓のリズムが常に一定ではなく、不規則に乱れていることが分かるため、精神状態がさらに症状を悪化させる場合もあります。全身の倦怠感や不快感など、慢性化すると自覚症状が感じにくくなるため注意が必要です。
命に関わる危険性は低いですが、放置すると血栓ができやすくなるため脳梗塞に発展してしまう場合もあります。
動悸や息切れなどの症状や、心臓のリズムが一定でないなど感じた場合は早めに受診し、検査を受ける事が重要です。

心房細動の原因

心房細動は60歳以上の発症率が高いことから、加齢が要因の一つとして考えられています。また、高血圧や心疾患などに伴って起こる場合もあれば、アルコールや喫煙、ストレスや過労などの環境因子も原因の一つとして考えられています。
規則正しい生活とバランスの取れた食事、適度な休息などの日常生活が少しずつ乱れていくとストレスや過労の原因にもなりかねません。さらに睡眠不足や水分が日常的に欠乏することによっても誘発されるとも考えられています。
狭心症や心筋症などの基礎疾患がある方は、心臓に負担がかかりやすくなるため注意が必要です。

心房細動の治療法

不規則に拍動する心房細動の予防のためには、規則正しい生活を行い、飲酒や喫煙などの習慣がある方は、本数や頻度の見直しが予防の一つにつながります。
心筋症や狭心症などの基礎疾患がある方は、心臓に負担をかけないように、日常生活を見直し、加齢により発症率もあがることから、年齢を意識し、年齢に見合った生活を送ることも大切です。
日頃から心臓の音や振動などにも耳を傾け、息切れや動悸、そしていつもの状態と違うと感じた時は早めに受診することが重要です。