耳管狭窄症じかんきょうさくしょう

カテゴリ
耳の病気
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

耳管狭窄症とは

耳管狭窄症とは、上咽頭と中耳腔の間にある「耳管」の働きが悪くなり、耳が詰まった、あるいは塞がった状態になっているものを耳管狭窄症といい、原因は風邪や副鼻腔炎などが比較的多いと考えられます。

耳管狭窄症の症状

通常、耳管は塞がっていますが、唾液や物を飲み込んだり、あくびをするときに開かれ、中耳が換気され外との圧を一定に保ちます。しかし、耳管が塞がってしまったり、狭くなって換気ができなくなると、以下のような症状が現れます。
・耳の聞こえが悪い・耳に痛みがある
・耳鳴りがする
・つまった感じがする
・自分の声が大きく聞こえる
・めまい
  
さらに、症状がひどくなり、耳管の完全閉塞状態が継続すると、中耳に浸出液が貯まり、「浸出性中耳炎」となります。ちなみに、飛行機に乗ったときにも「航空性中耳炎」という最も軽い耳管狭窄症の状態になることがあります。

耳管狭窄症の原因

耳と鼻をつなぐ耳管は長さ3~4cm、直径1mmほどのとても細い管であり、耳管内側の粘膜が腫れて狭くなったり、耳管を塞ぐ炎症などで、耳管狭窄症の症状を引き起こします。原因は、以下が挙げられます。
・風邪に伴う上気道炎・副鼻腔炎
・上咽頭炎・アデノイド(咽頭扁桃肥大)
・上咽頭血管線維腫
・上咽頭がん
  
その他にも、耳管入り口の炎症や軟骨異常、鼻茸などの鼻の炎症、疲労や高齢者の機能障害などが原因になることがあります。また、先天性異常である口蓋裂を持つ子どもは、耳管を開く筋肉が弱いために耳管狭窄症になることがあります。

耳管狭窄症の治療法

耳管狭窄症にならないためには、風邪を引いた後、こじらせて副鼻腔炎や鼻炎にならないよう安静にすることです。また、体力が低下すると粘膜の炎症を引き起こすため、ストレスや疲れを貯めないことです。
  
耳管狭窄症の症状が現れた場合、悪化させて浸出性中耳炎や癒着性中耳炎などにならないよう、原因となる病気の治療を行うことです。また、航空性中耳炎を防ぐためには、風邪や鼻づまりの症状がひどいときは、急激な気圧の変化がある飛行機の搭乗を控えることです。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • ユーザーの皆様へ:病気や症状について相談したい方は、こちらからご登録をお願いします
  • 専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください