くる病ふりがななし

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医師監修

くる病とは

くる病とは、ビタミンDが欠乏したことによって乳幼児期に現れる骨格異常です。骨や軟骨が石灰化することで、石灰化していない骨器質が増える病気で、骨が完全に成長する前の乳幼児期に発症します。犬や猫、ねずみなどの脊椎動物にも起こり得る疾患です。

くる病の症状

くる病の主な症状は、骨の代謝異常による成長への悪影響です。骨変形、筋緊張低下、低カルシウム血症などが起こります。
 
具体的には、足が極端なO脚になるなど曲がって成長したり、関節や肋骨の一部が膨らみ、念珠のようになったりします。また、手で押さえるとくぼむほどに、頭がい骨が柔らかくなることもあります。筋肉痛になったり、成長期にもかかわらず身長や体重の増加が止まってしまったりする場合もあります。血中のカルシウムが不足することで、痙攣したり手足がこわばったりすることもあります。さらに、歯のくすみや虫歯を引き起こします。

くる病の原因

くる病の原因には、栄養不足と遺伝、日光不足の3つがあります。
  
栄養不足とは、カルシウムやビタミンD、リンの不足です。紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが生成されるため、極端に日光を防ぐとくる病を発症してしまうこともあります。紫外線をカットする効果のある化粧品を多用したり、顔を含む全身を衣服で覆ってしまったりすると日光不足になりやすいです。
  
また、消化管の病気があったり未熟児だったりすると、体内のビタミンDやリン、カルシウムが不足しやすいため、くる病になる可能性が高まります。骨や軟骨に腫瘍ができたり、遺伝子に異常があったり、薬を服用したりすることが原因になる場合もあります。

くる病の治療法

遺伝以外のくる病の予防には、適度な日光浴とカルシウムやビタミンD、リンを含む食品の積極的な摂取が効果的です。
  
カルシウムは、大豆製品や魚類に多く含まれています。リンは、魚類や大豆、肉類や乳製品に、ビタミンDは鮭やさんまなどの魚類やきのこ類、卵に多く含まれます。特に魚類には、カルシウムとビタミンDが多いため、おすすめです。1度に摂取するのは難しいため、毎食のバランスを考えて上手に摂取することが大切です。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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