多発性硬化症たはつせいこうかしょう

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医師監修

多発性硬化症とは

多発性硬化症は、脳、視神経、脊髄などの中枢神経系が炎症などにより破壊され、寛解と再発を繰り返すことにより脱髄にいたる脱髄疾患の一種です。
日本では指定難病として特定疾患指定されています。

多発性硬化症の症状

多発性硬化症の症状は、病巣により症状が異なりますが、初期症状として、視力障害や、歩行障害、運動麻痺やしびれ・痛みなどが症状として現れます。ほとんどが急に発症し、初期症状ののち寛解と再発を繰り返します。
・脊髄の症状、排尿・排便障害、運動麻痺や手足のしびれ
・脳の症状、言語障害、けいれん、物が二つに見える複視
・視神経の症状、視力異常、視力の低下
初期症状と経過中に出現する症状が、再発と寛解を繰り返して徐々に進行していくのも多発性硬化症の特徴の一つです。
だんだん治りにくくなるケースや、急に発症し、再発と寛解を繰り返すケースなど色々なケースがあります。

多発性硬化症の原因

多発性硬化症の原因として考えられているのが、免疫異常です。
自己免疫は自分の体を守るためのものが、何らかの原因で自分の脳や脊髄を攻撃してしまい、再発と寛解を繰り返すものを多発性硬化症を発症してしまいますが、その原因については解明されていません。原因不明の自己免疫疾患とも言われています。
日本では2006年神経免疫班会議では10万人あたり、8人から9人が発症していると報告されており、女性に多く、全体の8割が50歳までに発症する原因不明の特定難病です。遺伝や感染説も原因の一つとして考えられており、北欧に多い傾向にありますが、未だに解明には至っていません。

多発性硬化症の治療法

多発性硬化症は原因が解明されておらず、特定難病にも指定されている病気ですが、自己免疫的要素が関係していると言われていることから、免疫力を高める事が予防につながります。適度な運動や、規則正しい生活、そしてバランスの取れた食事と休息が重要です。ストレスや過労は、免疫力を下げるといわれているため、適度に休息を取り、リラックスすることで予防効果を高めます。
室内環境にも目を配り、清潔に整え、日の光を浴び、体のサイクルも整えておくことが重要です。

多発性硬化症の治療として、ステロイド、インターフェロン、免疫抑制薬などを長期的に使用することがあります。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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