手首に違和感を感じ触ってみたら、気になるしこりが…。その場合、手首に「ガングリオン」ができているかもしれません。

 

良性か悪性なのか分からず、症状が出た場合にどのように対処すれば良いのか分からない人もいるのでは?

 

今回は、若い女性に多くできると言われている「ガングリオン」の原因・症状・注意事項・治療法などを医師に詳しくお話を伺いました。

 

目次

 

 

ガングリオンとは 

ガングリオンができやすい場所

 

ゼリー状の物質が詰まった球形のかたまりで、体のどこにでもできますが、手首や指の付け根にできやすいと言われています。

 

大きさは米粒ぐらいのものからピンポン玉ぐらいまで様々で、硬さも様々ですが、皮膚に赤みはありません。

 

皮膚とくっついてはいないので、触るとつるつると滑り、こんにゃくの下に置いてある豆を触ったような感触になります。

 

(参照:日本整形外科学会)

 

 

ガングリオンの原因 

手首の関節

 

関節や腱(骨を動かすためのスジ)を包む袋の一部がふくれあがり、関節を滑らかに動かすための潤滑剤に当たる粘液が中に溜まってできるものです。どうしてそのようなものができるのかは不明です。

 

若い女性に多いと言われており(男性より女性が3倍なりやすいと言われています)、よく動かすからできるという訳でもないのですが、ガングリオンのある部位を動かすと悪化するとも言われています。

 

また、過去にケガをした部位にできやすいとも言われています。

 

 

ガングリオンの症状 

手首が痛い

 

症状がない場合がほとんどですが、神経を圧迫して指に以下の症状が出ることもあります。

 

・しびれ

・痛み

・動かしにくさ

・筋肉がやせてくる

 

手首の内側にできた場合

手根管という神経が通っている狭い部位を圧迫し、手根管症候群を引き起こすこともあります。

 

 

ガングリオンはつぶしても大丈夫?再発する?

ガングリオンを潰す

つぶすことのリスク

皮膚にあるニキビやおできとは異なり、簡単にはつぶれません。病院では、診断のために注射針を刺して中身を吸引したり、診断がついた後で、治療のために押しつぶすこともあります。ご自身ではつぶさないようにしましょう。

 

何かが当たった拍子につぶれてしまうということもまず考えられません。民間療法では、ガングリオンを本で叩いてつぶすということもあるようですが、ガングリオンだけに力が集中せず、他の部位をケガする可能性もあるためおすすめできません。

 

再発の可能性

針で刺して中身を吸い出したり、手術をして取り除いても、再発することがあるとされています。

 

 

ガングリオンの治療法 

手を診察する

 

受診科目 

整形外科もしくは形成外科

 

検査 

医師の触診に加え、超音波検査(エコー)やMRIを行うこともあります。

 

治療 

■ 無症状の場合

治療は必要ありません。自然に消えることもあると言われています。

 

■ 痛みやしびれがある場合

注射器で中身を吸い取るか、手術で袋ごと取り除きます。手術の場合、大きさや病院の方針によって、日帰りであったり入院になったりします。

 

処方される薬 

ガングリオンに効く薬はありません。

 

 

ガングリオンの予防できる? 

医師がNGを出す

 

原因が分からないため、ガングリオンの発生や再発を予防することは難しいです。

 

 

最後に医師から一言

良性の腫瘍

 

医師から「ガングリオンです」と言われ、「がん(癌)」だと勘違いされる方もいますが、悪性ではなく良性の腫瘍です。ガングリオンががん(癌)になることはありません。

 

(監修:Doctors Me 医師)