喉頭軟化症こうとうなんかしょう

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のどの病気
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医師監修

喉頭軟化症とは

喉頭軟化症は、硬い軟骨で構成されている咽頭の軟骨構造が柔らかく、呼吸時に咽頭の閉塞、狭窄をきたし、呼吸困難や喘鳴などを引き起こす病気です。乳児の半数以上が呼吸困難や喘鳴の症状が現れます。成人の場合は、気管内挿管などの循環障害や感染症によって発症します。

喉頭軟化症の症状

多くの場合、体重が増加し呼吸量も増え、泣き声が大きくなる生後2週間から1か月位に喉頭軟化症の症状が現れ始め、生後3か月から9か月位で症状のピークを向かえます。呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューといった音が確認できるのが特徴です。
  
比較的軽度の症状の場合には、呼吸器感染に注意しながら、喉頭が成長し軟骨化するのを待ちます。喉頭軟化症と診断された、約9割は軽度の症状で、1歳位までに自然治癒の期待が持てます。
  
哺乳不良や体重増加不良、重度の閉塞性無呼吸、気管軟化症などの合併症が見られる重症の場合には、体位および姿勢の工夫、酸素投与、持続陽圧呼吸、感染予防など医療的行為が必要になります。

喉頭軟化症の原因

胎児の時期に咽頭の軟骨は多く発生し、その大部分は発生から4か月ほどで軟骨化が進行しますが、喉頭の上方にある喉頭蓋軟骨は発生5か月位から軟骨化が進み、8か月位でようやく完成します。
  
他の軟骨に比べ、発達が遅く未熟であり、気道を圧迫してしまうことで、喉頭軟化症の特徴的な症状の一つである、喘鳴が見られるようになります。また、染色体異常、神経筋疾患、奇形症候群など基礎疾患が起因し、気管気管支軟化症や扁平喉頭など他の気道疾患を合併してしまうケースもあります。
  
喉頭軟化症は、乳児の吸気性喘鳴の原因として最も多いとされる疾患で、近年では、約8割が胃食道逆流を合併するとの報告もあります。

喉頭軟化症の治療法

かぜ症候群とも呼ばれる呼吸器感染の症状を増悪させないことが喉頭軟化症発症予防につながります。
  
具体的には、
・家族を含め予防接種を早めに済ませる
・ウイルス感染しやすいため、人込みを避ける
・家族の手洗いうがいの徹底
・部屋の温度と湿度に注意する
  
重症化して気管支炎や肺炎になるリスクが増えるため、インフルエンザが蔓延する冬場は、特に注意が必要です。また、普段から体重増加や哺乳時の状態を観察することやさまざまな体勢での呼吸の変化についても把握することが大切です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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