アデノイド増殖症あでのいどぞうしょくしょう

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のどの病気
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医師監修

アデノイド増殖症とは

アデノイド増殖症とは、アデノイドが肥大することで耳、鼻、喉などに慢性的な炎症を起こしたり、体にさまざまな症状を引き起こしたりする疾患のことです。アデノイドは喉の周辺にたくさんあるリンパ組織の1つで、咽頭扁桃とも言われています。

アデノイド増殖症の症状

アデノイド増殖症では、アデノイドという鼻の奥の組織の肥大によって鼻と喉の通り道が狭くなります。慢性的な鼻詰まりや、鼻炎や副鼻腔炎を引き起こします。

また、鼻づまりにより鼻呼吸がしにくいため、常に口を開けた状態で口呼吸を行います。口呼吸が長期間続くと、アデノイド顔貌と呼ばれる顔つきになることも特徴です。

夜間には睡眠が浅くなったり、眠っている間に一時的に呼吸が停止したりすることもあります。そのことによって、寝起きの悪さや日中の注意力散漫、落ち着きのなさなどの症状もみられます。その他、耳に出る症状としては、難聴や中耳炎の慢性化が上げられます。

アデノイド増殖症の原因

アデノイド増殖症の原因は、アデノイドの肥大です。アデノイドは幼少時期をピークに大きくなり、通常は10歳を過ぎる頃には急速に小さくなりますが、小さくならずに肥大したままの状態がアデノイド増殖症です。肥大したアデノイドが鼻腔と咽頭をふさぐことで、さまざまな症状を引き起こします。

アデノイドが肥大する原因は、はっきりとは解明されていません。肥大する時期や程度にも個人差がみられます。アデノイドはリンパ組織ですので、外からのウイルスや菌の侵入を防ぐ役目をしています。そのため、感染などで炎症を繰り返すことによって、アデノイドの肥大が加速する可能性が高いと考えられています。

アデノイド増殖症の治療法

アデノイド増殖症は子どもに多い病気ですが、放置したままにしておくと日常生活にもさまざまな支障をきたします。幼稚園児や小学校低学年の時期に、呼んでも返事しなかったり、慢性的な鼻詰まりがあったりする場合は、医療機関を受診することが安心です。

アデノイド増殖症の原因が解明されていないため、確実な予防法はありませんが、感染が続くとアデノイドがより肥大すると考えられています。鼻水をよくかんだり、耳鼻咽喉科で鼻水を除去してもらったりして、鼻を清潔に保つことが大切です。睡眠時の無呼吸やいびきがひどい場合は手術適応となります。
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