側頸嚢胞/瘻そっけいのうほう/ろう

カテゴリ
のどの病気
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

側頸嚢胞/瘻とは

側頸嚢胞/瘻は胸鎖乳突筋の上の顎下三角部と呼ばれる部分にある膨らみです。先天異常であり、多くは片側性で、10万人に1人の割合で出現するといわれます。先天異常の一種で、炎症を伴わないときは痛みのない柔らかい腫瘤です。

側頸嚢胞/瘻の症状

側頸嚢胞/瘻の主な症状は、見た目でもはっきりと分かるような膨らみで、丸く浮き上がってくるような症状になります。喉の違和感やつばが飲み込みにくいなどの症状から判明することもあります。痛みや違和感、痒みが生じることもあります。血管やリンパ管を圧迫してしまうことでしびれが起こるものもあります。
喉の両側の横や喉仏の下辺りに膨らみが出るのが一般的です。幼いうちには発症せず、ある程度成長してから出てくることがあります。成長期の若者や20代以降になってから出てくることもあり、大人の方が多く見られるものです。耳の後ろに現れることもあり、見つけにくい場合もあります。時には腫瘍と判断されてしまうこともありますが、詳細の検査で明確に病気を発見できます。

側頸嚢胞/瘻の原因

側頸嚢胞/瘻の原因は、幼少期や母体内での生育時に起きたものがほとんどです。嚢胞の形成が起こるのが胎児期なので生育異常の1つとも言えます。遺伝が関係するかどうかはまだ明確ではないですが、形成されている嚢胞の完全摘出手術で治療できます。穴のような傷が残ってしまう場合もありますが、摘出以外に治療方法はありません。のどの横に出来る場合には動脈などを圧迫してしまうこともあるので手術にも注意が必要です。
首は神経が多く通っているのであまり危険な手術はしないで済むように注意して医師を選ぶ必要があります。のどの中心部に発生するものも多く、首の横と共に同時に現れる場合もあります。胎児期に形成されてしまっているものなので、事前に予防するのは困難です。

側頸嚢胞/瘻の治療法

側頸嚢胞/瘻を予防する方法はまだ確立されていません。最も大切なのは、症状があったらすぐに診断を受けて治療をすることです。嚢胞には液がたまっていくので、長く放置すれば肥大化し、周囲の神経や血管を圧迫することになります。首の周りは特に危険が生じやすいので対策が必要です。大きな腫れと共に充血が起こることもあり、手足や肩のしびれが発生することもあり、十分な注意が必要です。まれに嚢胞に癌が生じることもあります。
嚢胞の形成が胎児期で、幼いころにはほとんど見つけられないので成長して症状が出てからの摘出になります。症状を進行させないための鍼治療などもありますが、感染症の危険も多いので摘出手術を早めに行ったほうがよいでしょう。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • ユーザーの皆様へ:病気や症状について相談したい方は、こちらからご登録をお願いします
  • 専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください