白板症とは
白板症とはこすっても取れない口腔粘膜状の白い板状や斑状の角化病変で、他の病名がつかないものをいいます。前がん病変と考えられており放置することなく治療する必要性のある病気です。
白板症の症状
白板症の症状としては、口腔粘膜が斑点で白色に変化したり、表面がしわ状になったり、またはいぼいぼ状になって現れるものがあります。また、赤色になって現れるものもあります。口腔粘膜が白色に変化している場合では痛みはありませんが、粘膜が赤色を伴った白板症であると痛みを伴います。白板症のほとんどはガン化する可能性は低いですが、長期的にこの白板症が継続した場合など、一部にガン化する可能性の高いものもあります。ガン化する場合は細胞の並びに異常がある異形成があるとされ、異形成がない場合にはガン化することはありません。
白板症の原因
白板症の原因ははっきり分かっておらず、タバコの喫煙、過度な歯磨き、虫歯、ガンジダ菌、細菌などのはっきりした原因のあるものは白板症には分類されません。ただし、長期的、複合的ななんらかの刺激によってこの白板症が誘引されて発症しています。白板症が発症する部位としては基本的に口腔膜内の舌、歯茎、頬の部分の粘膜、口蓋などがあげられます。これらの部位の粘膜が何らかの心覚えもないのに白色に変色している場合には白板症であることが考えられます。
また基本的にこの病気は40歳以上の女性よりも男性に多い病気であるとされています。
白板症の治療法
原因が特定されていないために、白板症には予防法がありません。ただし、口腔内に刺激を与えるようなものがないかどうか日ごろから確認し、何か害を及ぼしそうなものがあればそれを控えることが重要です。また、白板症ではガン化する可能性の高い異形成が起きている場合には治療する必要があるかどうかが非常に大切なので、早めに医師に診療してもおくことが大切になります。そうすることで白板症が悪化進行してしまうことを防ぐことができます。
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