目が痛くて開けていられない。

子供のころから視力はよく、目に関する悩みはまったくありませんでした。疲れ目とか眼精疲労なんて言葉はあちこちで耳にするけれど、自分とは無縁のものでもあったのです。 しかし、パソコンで仕事をするようになってから、何だか目の調子がおかしくなってきたのです。最初に感じたのは就寝前。目が重くて、痛みを感じるようになりました。目を冷やすようにしてみても、痛みは一向に消えることなく、ますますひどくなるばかり。薬局に出向き、そこで「ドライアイなのでは?」といわれました。 まったく知識がなかったのですが、ドライアイとは読んで字のごとく「乾いた目」。涙の量が不足したり、バランスが悪くなることで、目の表面が傷つけられることによって起こるそうです。ドライアイは、パソコンやスマホの作業で無意識のうちに瞬きの回数が減り、水分が蒸発したりすることで発症しやすいようです。そのほかにも、エアコンやコンタクトレンズなどが原因ということもあるそうです。 ドライアイは、痛みがあるだけでなく、物がかすんで見えたり、疲れ目や不快感なども引き起こすもの。痛みが苦痛なのはもちろん、ドライアイを放っておくと合併症が起きることもあるようです。痛みをひとつのサインとして、きちんと検査してもらうのがいいかもしれません。

ドライアイを無視した友人

私の友人がドライアイです。 友人は休日だと朝から晩までしまいには日付が変わるまでゲームをやり、暇があればパソコンやスマートフォンを弄っていたりなどドライアイまっしぐらの生活をしています。それが原因で友人はドライアイになりました。「何か最近ね、目が渇いたり痛みがあるんだよね」と私に言いました。 私は「それ、ドライアイだからすぐ病院行ってこい」と忠告したのですが、本人は全く聞かずそのままほったらかしにしたのです。それから1週間程たったある日、友人が私に電話で「目が凄く痛い、助けてくれ、死んでしまう」と若干ふざけた感じのSOSの電話。私はすぐに友人の家へ向かい病院へ連れていきました。待合室で待っていると友人が戻ってきて結果を聞くと「目が渇いて傷だらけだ」とのこと。友人はちょっと泣きそうでした。 私は「渇いて痛みがあるって言った時にすぐ病院に行けばよかっただろ!」と友人に説教しました。友人は半泣きで聞き頷いていました。それから友人は長時間のゲーム等、目に負担がかかる事をなるべく避け処方された目薬をきちんと点眼しそのかいあって目の傷は治癒していったとの事です。正直、言うことを聞かない友人には本当に困ったものです。

ドライアイの様々な症状

ドライアイは目を守るために必要な涙の量が不足し、乾燥することによって目の乾き・目の痛み・不快感・ごろごろする。などといった症状が現れます。ドライアイというと目が乾燥するというイメージがあるのですが、乾燥だけではなく、ドライアイからなる目の疲れ・いつも目に不快感を感じる・コンタクトがごろごろして痛みを感じる・目が重たい・目の充血・悲しくないのに涙がでる。という悪影響を及ぼし、それらがドライアイによるものと気づかないことが多いのです。 ドライアイは放っておくと悪化することもあるので、早めに眼科での検査をすることが大切となります。検査はあっかんべの目の状態で目の粘膜に小さな紙を貼り付け涙の量を調べる検査です。目が乾燥しやすい方だと痛みを感じることもありますが、このような方法で目の状態を検査することができるのです。 ドライアイになってしまった場合は目薬を処方される場合が多く1日に数回点眼をします。目薬による痛みはありません。 また、ドライアイになってしまった場合は長時間パソコンの画面を見ないように休憩をとる・疲れた時は目のマッサージをする・目を温めるなどして目を休めるようにすることが大切です。目に違和感を感じたり、痛みが生じた場合は早めに眼科を受診し検査をすることがとても大切です。