発症時期・初期症状について

疲れてきたりストレスが溜まってきたりすると、不正出血が見られます。その中でも大きな病気に繋がった不正出血があります。それは19歳の頃にあった不正出血です。生理が終わってから1週間程経ったある日、出血が始まりました。最初は排卵出血かなと思っていたのですが、1週間経っても止まらず、だんだんとおかしいと思い始めました。色は茶色く量も多かったり少なかったりで定まっていませんでした。だらだらと出血が続き、その間は軽い腹痛もありました。

発症内容・医師診断について

不正出血が始まってから2週間が経ち、ようやく病院を受診する決心をしました。排卵出血にしては出血の期間が長いし、生理にしては終わってからすぐ始まりすぎていたからです。最寄の産婦人科を受診し、エコー検査をしたところ、卵巣が腫れていることがわかりました。しかもその腫れというのが並の腫れではなく、7cmという巨大な腫れでした。医師から大きな病院を紹介され、そこでMRI検査をし、やっと診断がつきました。卵巣皮様膿腫というものでした。悪性ではなく限りなく良性に近い腫瘍とのことでしたが、7cmという巨大さから、捻転や癒着、破裂等の心配があるので手術をすることになりました。不正出血はその卵巣の腫れが原因で起こったのだろうということでした。つらかったことは、卵巣を摘出しなければならないかもしれないという不安が毎日付きまとっていたことです。左右両方が7cm腫れていたので、通常で考えれば摘出でした。結局卵巣は温存することになりましたが、当時まだ19歳ということもあり、子どもが産めなくなったらどうしようと不安でした。大変だったことは、日常生活において、運動や重い荷物を持つことを厳禁とされていたことです。

経過・その後の状況

卵巣皮様膿腫だと診断された後、手術に向けての日々が始まりました。運動や重い荷物を持つことは厳禁で、あまり疲れないようにゆっくり過ごしてほしいとのことでしたが、当時まだ学生で授業もあったので、手術までは学校に通っていました。手術まで4ヶ月程間が空いてしまったので、途中で投薬もありました。何とか無事手術の日を迎え、卵巣は温存したまま腫瘍だけ取り除いてもらいました。悪さをしていた原因を摘出したので、ようやく私の不正出血はおさまりました。

その後気を付けていること

その後気をつけていることは、直接的に原因になっているわけではないのですが、あまりストレスを溜めないようにしていることです。ストレスによるホルモンバランスの崩れが原因でなる不正出血もあるそうなので、そちらの予防になっていると思います。それでも疲れてくるとどうしても出血してしまうことはありますが、その後は大きな病気は見つかっていません。