胃腸炎による血便
胃腸炎による血便
私は現在31歳会社員です。8年前に下痢と発熱、そして嘔吐を伴う風邪症状が診られたので近くの内科を受診しました。
肛門から長い綿棒のようなものを入れられ、腸内のウィルス検査をしたところ、ノロウィルスが検出されました。
ウィルス性胃腸炎と診断されました。その際血便は伴いませんでした。処方された薬を約2週間服用し、無事完治したと思われました。
しかしその後3週間程で同様の症状が現れました。発熱と下痢、この時は嘔吐は無かったのですが、微量の血便を伴いました。今回はすこし大きめの別の病院を受診しました(前回の病院は小さな個人医だったため)胃腸科を訪ね、これまでの経緯を話しました。
先生は少し不思議そうな顔をしていました。ウィルス性の胃腸炎が血便を伴うことは珍しくはないようですが、今回のわたしのように時間が経ってから再発することは珍しかったようです。
念のため大腸ファイバー検査を受け、実際映像を観ると炎症の瘢痕があり、ここから出血したのだろうと言ってました。結局、胃腸薬を処方され経過観察をする事になりました。
胃腸炎の放置で血便が出てきた
胃の調子が悪いのはよくあることだったのですが、最近になって腹痛を伴う下痢をしてしまうことがありました。
お腹が弱いので、これは仕方のないことなのだろうと、投薬などもせずに過ごしていたのですが、下痢が毎日続き、急に血便が出てきたので、その時はじめてことの重大さに気付き、内科を受診しました。最初は大腸がんになってしまったのかと思い心配しましたが、胃腸の検査の結果、胃腸炎を放置したことによる出血だということがわかりました。私の場合ストレスを溜め込みやすい性格なので、それに起因する精神的な胃腸炎だと診断を受けました。その日からは血便が再び出ないように、整腸剤と食事療法を行うことになりました。毎日消化に良い物を食べて、なるべくストレスを感じないように注意深く生活をしていると、血便が出ることもなくなり、胃腸炎の症状も快方に向かいました。今のところ症状が再発することもなく、胃腸の状態についても至って正常です。
血便は胃腸炎のサインとなった!
大学生の頃、ゼミのレポートとバイトで多忙な毎日を送っていた頃の体験です。
初めは胃がムカムカしていたので食べ過ぎによる胸焼けと思っていました。数日後トイレで用を足すと黒い便がでました。この時点でもまだそこまで深刻には考えていませんでしたが、その週末ベッドで横になったとたん、激しい腹痛と吐き気に襲われました。慌ててトイレに駆け込んで、痛みが治まるのを待ちましたが、身体がよじれるような痛みが全く惹かなかったので、家族に助けを求めて救急車を呼んでもらいました。それから病院で受けた診断結果はストレスによる急性胃腸炎といわれました。血便が出ていたことなど話すと「その時点でもっと早く病院に来るべきだった」と先生に言われ、反省しました。
どんな病気にもいえますが、身体に少しでも異変を感じた時点で病院で見てもらうことは、病気の早期発見にとても大切なことだと再認識しました。私の場合も、血便が出た時点で病院に行っておけば、胃腸炎であのような腹痛が起きる前に薬で完治できていたと思います。
血便の出る胃腸炎
胃腸炎になると下痢になることはよくありますが、o-157の細菌が原因の場合は血便が出ます。症状が治まり正常な便になっているのに、菌が腸内に残っている場合に血便が出るときもあります。実際、わが子も症状が治まり元気になりかけた矢先、家のトイレで血便が出たので慌ててカメラに撮って小児科に駆けつけたことがあります。
小学4年生になっても「家に帰ったら、手洗いうがいをすること」と親が言ってもなかなかできませんでした。おかげで高学年になっても胃腸炎になり、家族全員が感染してしまいました。食中毒の多い時期に限らず、冬にも発生するので年中を通して帰宅後や食事前の「手洗い、うがい」は本当に大切だと思います。
治療は菌が全て出ていくのを待つしかありません。かかってしまったら、脱水症状に気を付けて塩で味を付けたおかゆを食べるのが一番です。食べても吐くから、と何も食べずにいるのはよくありません。特に小さいお子さんは脱水症状になりやすいので、元気がない、すぐ眠る、といった症状が出たら至急に小児科で診てもらって下さい。
胃腸炎による血便で気を付けたいこと
私の母は胃腸炎にかかった時に、血便が出ました。タールのように真っ黒な便でその後すぐに、めまいがするといって、意識を失いました。
幸い意識は数分後すぐに戻り、自力で近所の病院まで行くことができました。診てもらったお医者さんはすぐに「これは胃腸炎で炎症を起こした腸が出血し、その大量の出血でめまいを伴う貧血を起こしたものと思われます。」と診断しました。
その後、タール状の血便が出たという事も考慮して、念のため胃ガンの検査をするために大きな病院へ検査入院しました。
幸い結果は胃腸炎から十二指腸潰瘍になっただけで、胃ガンの心配はないということでした。
しかし当人である母はあまり自覚症状がなかったのか、めまいで倒れるまで「少し胃の調子がおかしい」というくらいにしか感じておらず、激しい痛みなどもなかったと言っていました。今ではあまり仕事で無理をしないようにし、少しでも体調の変化があったら病院にかかるようにしています。