突然訪れた原因不明の激しい頭痛

僕は、37歳の時、就寝中に右目の奥に突き刺さるような激しい痛みが頭の中を走り、思わず飛び起きました。目に異常が起きていると思い、鏡を見ると、右目が充血し、まぶたが腫れ、目に覆い被さり、鼻づまりが起き、鼻水が垂れていました。 原因不明の症状に襲われ、とりあえず市販の頭痛薬を服用し、就寝しようとしましたが、約3時間、頭が割れるような痛み、腫れぼったい目と垂れる鼻水による違和感が継続し、満足に眠る事ができませんでした。 翌日の朝、頭痛や目・まぶたの腫れ、鼻づまりは、嘘のように消失しており、安心しましたが、就寝中に再び恐ろしい痛みが訪れ、その後も、1週間連発で起き、寝不足が続いて腫れた顔の僕を心配した妻の薦めで頭痛外来を設けているクリニックを受診しました。問診と脳の画像診断の結果、群発頭痛と診断されました。内服薬では効果が得られないため、自己注射による治療薬が処方されました。 就寝する事に恐怖すら感じるようになっていましたが、頭痛が訪れた際に即座に注射する事で痛みが緩和され、まぶたの腫れや鼻づまりが出現しなくなり、安心して就寝できるようになりました。群発頭痛は、原因不明ではあるものの予防薬としてカルシウム拮抗薬とステロイド薬があり、適宜、服用を行っています。

歯痛からくる体調不良

私の職場の後輩から、歯ぐきが腫れて、頭痛と高熱があり体調不良で仕事を早退したときの話を聞きました。その日は春の温かい日だったのですが、朝から少し寒気がしたそうです。頭痛と歯ぐきも腫れて痛くて、その日は鎮痛剤を飲んで出勤したそうです。 午前中はなんとか仕事をこなしたそうですが、お昼休みになると寒気で震えが止まらなくなり、熱を測ってみると39度近くの高熱があったそうです。その日は、治療に専念することにして、お昼から早退することになりました。歯ぐきの痛みも出てきたので、先に歯医者へ行ったところ、頭痛と高熱は、歯の痛みからきていると説明を受けたそうです。 歯ぐきの腫れは、差し歯の根っこの方に膿が溜まっていてそのせいで腫れていると言われたそうです。 ただ、歯ぐきの奥の方だったので、直接的な治療ができず、投薬による治療を行い、もしそれでも腫れが治らなかったらまた歯医者に来てくださいと言われたそうです。 結局、薬では、腫れが引かなかったため、もう一度歯医者に言って治療をしてもらったそうです。歯ぐきの治療が終わると、自然と頭痛と高熱も引いたそうです。 高熱と頭痛が、歯痛からきているとは思っていなかったらしく、びっくりしたと言っていました。

頭痛の原因が意外なところに!?

よく、こめかみが痛くなったり、腫れたりなどの違和感を感じる方がいると思います。これがひどくなると片頭痛を引き起こす前兆と言えます。 そもそも片頭痛とは、ストレスや女性ホルモンのバランス、また自律神経の乱れなどから発症することが多く、とくに女性が多く見られます。厄介なのは、一度片頭痛になれば、慢性化してしまうケースがあります。こめかみが痛くなるというのは、強いストレスを感じた時に歯をグッと食いしばったりして腫れてしまい、結果頭痛へと繋がる場合があります。 また、こめかみが痛くなる原因は、必ずしもストレスや免疫力の低下だけではありません。固いおせんべいを食べたり、ガムをずっと噛み続けたりでも痛みを伴う場合があります。 また、顎関節症の疑いのある人は、こみかみが痛くなる時があります。早めに治療を行わないと、頭痛へと続き、片頭痛持ちの人は、さらに悪化させるなど悪循環になる可能性があるので、気を付ける必要があります。 顎関節症は、口を大きく開けられないなどの症状がありますので、専門医で見てもらうことが大切です。こめかみの痛みや腫れ、片頭痛も、原因が意外なところにあるため、違和感を感じたら病院で一度詳しく見てもらうことが大切です。