高血圧で歯肉の腫れ

実家の父は高血圧と診断されて、薬を飲んでいますが、最近歯肉が腫れてきた感じがするそうです。最初は気のせいとばかりに何もしなかったらしいのですが、そのうちに食事のたびにはし等が当たって痛みが起こるようになったために、歯医者さんへ行ったそうです。 歯医者さんで問診と診察を受けた結果、歯肉が腫れているのは高血圧を下げるために飲んでいる降圧剤が原因だそうです。降圧剤の中の成分に歯肉増殖という副作用があって、高血圧で薬を飲んでいる人に多いそうです。それとやはり正しいブラッシングを行っていないことが、原因の一つにもなっているとのことです。 父の歯肉の腫れはそこまで酷くはなかったので、歯周病の治療と同じく基本治療の歯垢を除去することで、歯肉の腫れもおさまるそうです。また今飲んでいる高血圧の薬も変える必要はないそうです。 歯肉の腫れも定期的に歯垢を除去し、正しいブラッシングを心掛けることで、抑えることが出来ると言われたので、ブラッシング指導を受けたと話していました。また歯医者にも半年に一度の割合で、歯垢を除去しに行くそうです。 一見高血圧と歯肉の腫れは関係がないと思っていましたが、薬の副作用が思わぬ形で出るんだなと思いました。

高血圧の薬で歯茎が腫れる?!

高血圧の人に処方される高血圧治療薬の中に、降圧剤という薬があります。 降圧剤には種類があり、心拍数の増加を防止して心臓からの血液の量を少なくするものや、血液中の不純物を排出させる利尿薬。末梢血管を拡張させる事で血圧を下げるものがあります。 さらに、筋肉の収縮を引き起こすカルシウムの働きを防いで血圧を下げるカルシウム拮抗剤があります。この最後に述べたカルシウム拮抗剤の副作用として挙げられる症状に歯肉増殖というものがあります。これは、歯の間の中心にある歯茎のふくらみが結節上になり非常に出血しやすくなる症状です。また歯茎の腫れにより、歯と歯茎の隙間が大きくなってしまうために汚れがたまりやすくなってしまい細菌感染を起こしたりします。 この時、自覚症状としては歯茎の腫れがあるので異変に気がつく人が多いのですが独特の口臭がするため、家族などに指摘されて気がつく場合もあります。 対策としては、カルシウム拮抗剤は種類が多種に及ぶので医師にその旨を言い、薬の変更をしてもらうことで症状が治まることもあります。 一見、高血圧と歯茎は無関係に考えてしまうため原因にたどりつく事が出来ない場合もありますが、薬を処方された時に副作用の説明をきちんと読んで学習しておくことが大切です。

高血圧の原因となる要素

高血圧の原因には様々なものがありますが、特に多いのは生活習慣が原因となるものです。これは生活習慣が影響して加齢などの要因も加わり、高血圧になる可能性は高くなります。その結果、身体的な影響として様々な症状が現れます。 その中でも、心臓への影響や、腎臓、脳の機能への作用など、高血圧が原因となるものには多くの種類があり、身体各部への腫れや他の合併症なども引き起こすケースがあるので注意が必要になるのです。このような高血圧の症状を防ぐ為には、健康的な食生活を心掛ける事が重要で、特に塩分の多い食生活を改善する事で、この生活習慣が原因となる病気を予防することができます。 医療機関で高血圧と診断され、身体的な腫れなどを発症した際には、積極的な生活習慣の改善が必要です。具体的には、塩分過多の食生活を控える事に加え、より多くの野菜を摂取したり、喫煙習慣のある方はタバコを控える事などが必要になります。 そして、高血圧は肥満やストレスの多い状態などにも影響を受けることから、日常的にこれらの要因を排除する事も重要なのです。そのため、禁煙や定期的な運動などが、この高血圧という病のリスクを大幅に低下させるためにも重要になるのです。