突然手足に力が入らなくなる低カリウム血症

大学受験を控えた頃、プレッシャーのかかる毎日でしたが、どうしても緊張すると便秘になりやすい体質で、肝心の試験の時にいつもお腹が痛くなってしまうのが嫌だったので、受験の1週間ほど前に市販の下剤を飲んでみることにしました。すると今度は下痢が止まらなくなってしまいました。水分をとって様子を見ていたのですが、ある朝起きた時に手足に力が入らなくなっているのに気づきました。つい怖くなって救急車を呼んでしまいました。 病院では水分の入った点滴をしてもらいながら採血をしました。血液検査の結果、カリウムの数字がものすごく低く、低カリウム血症と診断されました。その影響で手足の筋肉が脱力していることが分かりました。果物やジュース、野菜などカリウムの入ったものをたくさん食べるように指導を受け、数日でしびれの症状も良くなりました。 このように低カリウム血症はまるで金縛りのような恐ろしい症状で発症することがあると、大変勉強になりました。

低カリウム血症のこわい症状

低カリウム血症になるまではもちろんそのような症状は知らないので、四肢痙攣をした時は何事かと思いました。少しずつジンジンとした指先の痺れが回り始め最終的には口が開かなくなるほど全体的に痺れを感じ動けなくなりました。初めて意識通り動けなるなるという恐怖を感じました。頭がしっかりとしているのに関わらず体が動かなくなり、言葉が発せないという辛さは計り知れないものがありました。たまたま人がいたので短い時間で処置をしてもらえました。カリウムが不足したり喪失されるとこのような状態になる事があるらしく、そもそもカリウムは体液の浸透圧の調整、筋肉の収縮、神経伝達を助ける事を行っているので筋肉や神経系に障害を受けます。 低カリウム血症の改善にはまずは規則正しい食生活と生活習慣の改善が有効です。 カリウムを多く含むとされる食品は嫌いなものが多く、今ではサプリメントも飲んでいます。その効果もあって動けなくなるほどの痺れが出る事は無くなりました。

拒食症による低カリウム血症

社会人だった頃汗をよくかいたり、ムカムカしたりといった症状があり仕事からくるストレスと思い、休みの日はゆっくりするようにしてストレスを溜めないように努めていました。それでも続き心臓がバクバクするようにも感じたので病院にいった所低カリウム血症と診断されたのです。 社会人になってから残業などで食事が取れたり取れなかったりが続き、体重が落ちたことをラッキーととらえてしまい、それからあまり食事を取らなくなったり食事をしても吐いてしまったりしていて拒食症になってしまったのです。そのことがきっかけで会社も辞めて自宅で療養していたのです。 その後拒食症は改善され、再び別の仕事に付き慣れてきた頃だったので低カリウム血症には驚きました。治療としては食事の改善でカリウムを多く含む野菜を取るようにし、あとは薬を服用しました。幸い症状としては軽度だったのですぐに体調はよくなりました。今も野菜を積極的にとるようにしバランスを考えて食事をしています。

低カリウム血症

私が低カリウム血症になったのは、飲酒を始めた二十歳でした。お酒を飲むのが楽しくて、毎日毎日浴びるほど飲みまくっていました。時々、お水の代わりにお酒も飲んでました。 ある日、めまいと吐き気、下痢に襲われました。夏の暑い日、外で遊んでいたときの事です。たまたま家が近くだったので、すぐに病院へ行きました。最初は食中毒か、風邪かと自分で思いました。しかし、便の検査は食中毒菌は検出されず、おかしいと思った医師が、血液検査をすすめました。その結果、低カリウム血症でした。 先生から、普段の生活について質問され、お酒を毎日たくさん飲んでいると伝えたところ、脱水にもなるし下痢や尿からカリウムがどんどん排出されてしまうと聞かされました。私は軽度だったため、内服薬をもらい、カリウムを多く含む野菜や果物を教えてもらい、毎日摂取さました。飲酒は、本当にたしなみ程度に抑え、暑いからといって水がわりに飲むことも辞めました。

処方された薬で低カリウム血症

別の要因で病院から貰った漢方薬が作用し、低カリウム血症になった事があります。 20歳になった頃の事で、その頃、下腹部の違和感を感じ、子宮の病気かと産婦人科にかかった事がありました。結果は膀胱炎で子宮は正常そのもの、しかし女性ホルモンの分泌が少ないとされ、漢方を処方されました。しかしそれを服用していくうちに、脱力感や嘔吐感、今まで便秘と無縁だったのに便秘になり、その代わりに排尿だけは数が増えると言う、明らかに奇妙な状態に体がなっていました。 不安もあったので、別の病院に服用中の薬を持っていき、血液検査などをしてもらった所、低カリウム血症と診断されました。処方された漢方薬にはそういった症状を引き超す場合があると言われ、服用を中止すると、体の異常は収まりました。 酷い場合には腸閉塞や四股の麻痺になると言われて、ちょっとの違和感でも病院にかかるのが良いと改めて実感し、今では大きな病気もなく健康に過ごしています。