直腸脱と診断されました。
日常生活の妨げになる直腸脱
もともと便秘がちで、トイレにいったんこもると10分ぐらいは踏ん張っていないと出ないというのが実情でした。先日も、出勤前にトイレに行こうと思い頑張っていましたが、頑張っているうちにふと、お尻のあたりが軽くなった感じがしました。ふと見てみると、お尻の穴からなんだか便とも違う、不思議な物体が出てきていることに気づきました。大変仰天して、病院を受診してみました。
病院では研修医の先生が対応してくれましたが、見たことがないというような顔をされて大変不安になりました。しばらくすると少し年配の優しそうな先生が出てきて、実際におしりを見てもらったところ、直腸脱と診断されました。
おしりの筋肉が人よりも緩いために排便の時に頑張りすぎて、肛門から腸が丸ごと出てきてしまったのです。
直腸脱の再発には手術が必須ということもあり、その病院に入院して手術をしてもらいました。手術自体は30分ぐらいで終わり、局所麻酔だったので気楽に終えられました。
直腸脱を手術で改善しました
若いころから便秘気味で、排便時はいきんで無理やり出していました。そのため、痔になりやすく、なんども肛門系のトラブルに悩まされてきました。60歳を過ぎた頃からは、排便後にお尻の穴から腸が出てくるようになり、自分で押し込まねばならなくなってしまいました。なので、余計に排便するのが怖くなり、便秘に拍車をかけることになりました。
病院に行って診てもらうと、直腸脱と診断されました。排便時にいきむことによって、腸が外に飛び出しているとのことです。悪化すると、歩行中にも外に出てくる可能性もあるので、手術を勧められました。
手術は、切開して直腸を吊り上げるというもので、多くの場合この方法で改善がみられるとのことでした。排便後の不自由さを改善できるならと、手術をすることにしました。
手術後は、排便後も腸が出てくることもなくなり、快適に用を足せるようになりました。手術してから2年以上過ぎていますが、直腸脱は再発していません。