直腸瘤に負けるな。
直腸瘤に負けるな。
私は病院で直腸瘤と診断されました。
もともと健康には自信があり現在62歳ではありますが、入院すらしたことがありません。もちろん風邪や時折腰が痛いといったことはありますが、まさか私が直腸瘤と言わるとは思ってもみませんでした。症状としてはややおなかが張るや便が出にくいな、と思っていた程度でした。たまたま、会社の健康診断で異常が見つかってかかりつけ医に診てもらってくださいと言われ病院に行きました。便検査と血液検査、あとはお医者さんによる問診が行われました。今までもおなかが張ることはありましたし、便が出づらいことはありました。もともと水分をあまりとらずコーヒーやお茶といった利尿作用のある飲料を多く飲んでいたので、その影響で水分が少なくなり便が出づらいのかなと思っていました。
しかし、診断はそんなことはありませんでした。幸い大きさが手術するほどのことではないと現在の状況を説明されました。まずは、服薬と食事療法で経過観察です。絶対に負けません。今から病気と闘います。
直腸瘤について
朝にトイレで便を出そうと思ったら便がなかなか出なくて、力を入れても出ず、最初はそういう時もあるかと思っていました。ところが、その日だけでなく毎日ずっとその状態が続きました。これはおかしいと思って病院で検査してもらったら、「直腸瘤」だと分かりました。
直腸瘤は、直腸に圧がかかり、直腸の前側が腟のなかに向かってふくらんでくる状態であり、私も検査の結果ふくらんでいました。私は最初見たとき言葉を失い、治るのか医者に聞いてみると、座薬を使えば大丈夫だと言われました。ただ、私の場合は症状がかなり軽かったため座薬でも治るけれど、重症の場合は手術しなければならないと言われたのでとりあえず良かったなと思いました。
私は医者から渡された座薬を毎日飲みました。1週間後にもう一度検査してもらうと、検査の結果ふくらんでいた場所が元通りになっていました。今では、便を出すときに力を入れなくても出せるようになったので病気が治ったと実感できました。
痔が悪化すると直腸瘤に。病気の把握と理解が必要
長らく便秘で悩んでいたこともあり、痔になっていました。その時は塗り薬で対処していたのですが、徐々に症状が酷くなっていったので、病院にかかりました。直腸瘤であると判断されたのはその時です。幸い、早期発見となったので、現在まで経過観察中ですが、便秘症なので、少し心配な部分もあります。
直腸瘤はよく便秘と似ているのですが、指で抑えないと便が出ないという症状があります。衛生的にも宜しくないことはわかっているのですが、こうしないと便が出ないのです。そのため、便失禁になりやすいというデメリットが生じます。診断されてから、膣を指で抑えて排便する行為を抑えているのですが、無理して力むと悪化する恐れがあるので、手術を考えています。
経過観察なので、薬の処方をしていますが、完治するに越したことはありません。何よりも、病気柄、誰にも相談できないことが一番つらいことなのです。家族による病気の理解が必要です。心持ちがかなり楽になります。
便秘と信じていた直腸瘤
私は子供の頃から便秘気味で、常に食事や運動などで毎日のお通じの改善を心がけていました。しかし、このところ一年程は幾ら便秘対策に気をつけても、以前のようなスッキリとしたお通じが来なくなってしまったのです。そしてお通じが来た時も、便が細い時や残便感、違和感などがあるために、思い切って病院に行ってみたところ、直腸瘤と診断されました。
この病気は女性に比較的多いとされているものらしいのですが、どうやら直腸と膣の間にある壁、つまり筋膜が弱くなるためにできてしまうコブらしいです。そして私の直腸瘤は比較的軽度のものであり、今のところは手術などの大きな処置は必要は無いとのことでした。
しかし、実際に現在私が少なからずとも直腸瘤の症状で悩みを抱えていることを考慮して、先生は座薬の処方などをしてくれました。座薬を処方されてからは比較的にお通じも改善し、今のところ以前の様な違和感も無くなり、引き続き経過を見ながら座薬を使用していく予定です。
直腸瘤の症状と対処法
私は日頃から少し便秘気味で、排便の際なんとか出そうといきんでしまうことがよくありました。しかし、いきむことでもちろん直腸には負荷がかかります。いきみすぎることは直腸瘤の症状を誘発させる一因となってしまいます。
私の場合、便秘の症状が強く出ていて、いきむことが多かったため、それが直接的な原因となり、直腸瘤になってしまったのです。しかも、お尻周りの症状ですから、病院に行くのも恥ずかしいものです。ですが、思い切って病院で診てもらったことで症状は良くなりました。私の場合、それほど重度の症状ではなく、むしろ軽度のものだったため、特別な治療は必要ありませんでした。
私は、直腸瘤を直接治すというよりは、腸内環境を整え、スムーズな排便ができるよう、効果的な食品を積極的に摂取したり、生活習慣を見直してみたりすることに力を入れました。その効果もあってか、今では症状を感じることもなく、すっきりと排便をすることができます。