急な腹痛は何科へ?
急な腹痛なら救急病院で処置を
突然の激しい腹痛が起き自分で対処が出来ない程になると、どうしても病院を受診しなければならないでしょう。その際パニックになってしまい、一体何科を受診すれば良いのか迷ってしまいます。特に深夜こうした症状が出ると、多くの病院は診察を終了しており、何科を受けるか選択肢は大変狭くなってしまいます。
自分もかつて急な腹痛に襲われた事があるのですが、最寄りの救急病院に向かい何科を受診するかガイダンスを受けた結果、すぐに内科を受診する様手配してくれ、助かった経験があります。急な腹痛の際何科を受診するのがベストなのかは自分の独りよがりで決めず、落ち着いてアドバイスを伺うのが良いのです。
自分が腹痛を起こしたのは仕事帰りの午後11時過ぎでした。当然近くの病院は全て閉まっており、必然的に最寄りの救急病院を頼りにするしかありません。救急病院の窓口で腹痛の症状を告げ、何科をうけるのか判断を迷っていると、程なくアンケート型の問診を行ってくれました。深夜という事もあり、殆ど待たずに内科を案内してくれました。
結果は軽い潰瘍という事で、鎮痛剤の注射の後、複数の薬の処方と安静の指示を頂きました。幸いにもその後は症状も快方に向かったので安心しました。
腹痛で内科に行ったが・・・
近所のママ友達で集まったときに、「腹痛のときは何科に行けばいいのかが難しい」という話を一人が始めました。
なんでも先日、突然20歳の娘さんが夜中に腹痛を起こして、朝になっても痛がるので病院に行くことにしたんだそうです。でも何科に行けばいいのかよく分からず、とりあえず内科に行ったそうです。娘さんの症状も、お腹が痛いだけで下痢や嘔吐などはないものの、痛みがすさまじい感じだったらしいです。
それで内科に行って触診やらをしてもらったところ、お腹が腫れていると言われ、でも内臓関係の病気ではないと思うので婦人科に行ってみてくださいと言われたそうです。
そこで今度は近くの婦人科に連れて行ったところ、内診をしてもらったら卵巣が腫れていますとのことで、急きょ大きな病院でMRIを撮るように言われ、結局検査の結果、卵巣に腫瘍が見つかったそうです。
娘さんも、お腹は痛いものの何が原因かも分からず、まさか卵巣の病気とは思いもしなかったそうです。女性は特に、腸のあたりに子宮や卵巣もあるので、腹痛が起こっても一体どこが悪いのか分かりにくいものでしょう。
何より早めに病院で診てもらうことが大切だと、そのママはしみじみ言っていました。
腹痛の場合にかかるべき病院
突然の腹痛が起きた時、いったい何科にかかるのが良いのでしょうか。一般に、腹痛が起きる原因は消化器官の異常であることが多いです。そのため、急ぎの時にまずかかるべき科は内科、その中でもできれば消化器内科ということになります。
しかし、腹痛は必ずしも消化器が原因であるとは限りません。腹痛を起こす病気としては、尿管結石や膀胱結石もありますし、ことにに女性の場合には、子宮や卵巣などの内生殖器の病気が原因であることも多いのです。そのため、痛みの他に出血などの症状が伴う場合には迷うことなく婦人科を受診するべきですし、以前に結石ができた経験があるのでしたら泌尿器科に行くべきです。
このように、腹痛の原因となる病気はたくさんあるので、一概に内科を受診するのが良いとは言い切れません。ですから、自分の身に覚えがなく何科に行けばいいのか全くわからない場合には、大きな総合病院にかかるのが一番でしょう。というのも、内科で異常がなければすぐにほかの科へ行って検査をしてもらうことができますし、緊急の治療が必要な場合にもすぐに対応できる医師が多いからです。
また、我慢できないほどの痛みの場合は治療に急を要する場合もあるので、救急車を呼ぶのもひとつの手段です。自分の命を守るためにはためらうことなく病院へ行くのが一番なのです。
腹痛の対処方法について
腹痛の原因には、様々なことが考えられます。ただ、一時的なものであればそれほど心配はないでしょうが、いつもと何か違うかなと感じた腹痛には注意が必要です。
症状があれば、真っ先に病院受診する方もいれば、市販薬で対処する方もいらっしゃるかと思います。腹痛の原因に心当たりがある場合は、対処方法も明らかな場合が多いでしょうが、市販薬で対処しても、なかなか改善しない場合には、病院への受診をお勧めいたします。
病院の何科に行ったらよいのか迷っているときは、腹痛ならまずは内科、消化器内科を受診しましょう。受診して処方された薬を飲んでも回復しない場合は、総合病院に必ず行きましょう。総合病院の受付には、ご自身の症状を伝えれば、何科にかかるのがよいか説明してくださるところもあります。
忙しいとの理由で、体調をこじらせ、本当に苦しいと感じてから病院にいらっしゃる方もしばしばあります。重症となってから、受診されると、緊急入院となったり、入院が長引いたりするなど、ご自身や周囲への負担も大きくなります。
ご自身の体調管理に向き合う時間を確保しながら生活していきましょう。自分と向き合う時間をつくることが、周囲への負担も少なくてすむのです。時間も心にも余裕をもった日常生活を送ることを常に心がけていきたいものです。