新型コロナウイルス感染症(covid-19)流行によって生活スタイルが変わっていく中、悩みが深刻化していると言われているのが子育て世帯です。

 

外出の機会が減り、子どもが遊べる施設も閉鎖。仕事と家事に加え、元気が有り余っている子どもたちの面倒を家で見るのは本当に大変です。

 

とはいえ、ときにはママもパパも休まないとバテてしまいますよね。今回は、2児の母親でもあるマンガ家の織田博子さんにタブレットを活用した「ゴロゴロ(しながらできる)育児術」を伺いました。

 

目次

 

タブレットを使って学び、遊ぶ!親子のコミュニケーション術

織田博子の子育てタブレット術

 

子育てタブレット術

 

今年に入ってからもまだ続く、新型コロナウイルスの感染拡大。それに伴う緊急事態宣言の発出や外出自粛で生活も以前のようにはいきません。

 

学校や幼稚園・保育園の休園要請はなかったことでホッとしましたが、育児支援施設やアミューズメント施設では引き続き閉鎖や人数制限などが行われています。

 

元気いっぱいの子どもたちを家で見るのは大変なもの…

 

小さいお子さんたちを育てながら、家事に仕事にがんばっているママ・パパさんたち、本当にお疲れ様です。

 

コロナ禍の子育ては大変!

 

子どもたちの成長は嬉しいけど、正直…

  コロナ禍育児でママは疲労困憊

 

 コロナ禍育児で寝っ転がる

 

そんな私の強力な助っ人を紹介します!

 育児に役立つタブレット

 

そう、タブレット!

 

動画やゲームやアプリなど、魅力がたっぷりつまった禁断(?)のアイテムです。

これで延々と一人遊びしてくれるので、すごく助かっています。

 

とはいえ、子どもたちがずーっとタブレットを見ているのはなんとなく良くなさそう…という気もする。

 

わが家でやっている、タブレットを使った親子のコミュニケーション術(ねっころがりながらでもできる)を紹介したいと思います。

 

 

我が家が図書館に!たくさんの電子絵本の世界に浸る

 タブレットで電子書籍を楽しむ

 

普段から図書館を愛用している私ですが、場所によっては臨時休館やサービスの縮小も続いているようです。

 

何より、今は(私に)図書館に行く元気がない!

 

その代わりに、お布団の中にいながらにしてたくさんの本が読める「電子書籍の絵本」を愛しています。

 

ベストセラーになった絵本や、新進気鋭の作家の絵本作品など、電子書籍にはまだ数は少ないながらも良い絵本・児童書があります。

 

また、読み放題サービスも結構あるので、費用を抑えながらさまざまな本を読んでみたい人にもおすすめ。

 

マイナーな絵本でも、子ども心をしっかりつかんで離さない名作があったりして、奥が深い!

 

 

子どもの新たな才能を発見。ゲームアプリを一緒に楽しむ

 タブレットでゲームアプリを楽しむ

 

4歳児が飲食を忘れる程に没頭しているのは、ゆるいネコのキャラクターを集めてメンバーを組み、敵と戦うゲームアプリ。

 

自分がゲームばっかりやっていた子どもだったくせに、子どもがゲームに没頭しているとなんとなくイライラしてしまいます。

 

だったらいっそのこと、自分も一緒にプレイして楽しんでみることにしました。

  ゲームアプリで子どもの新たな一面発見

 

情報収集、地道なアイテム収集やミッションクリアなど、子どもが苦手でな地味な作業を私が担当。

 

新しいキャラクターをゲットした喜びを共有できたり、戦略を立ててゲームをプレイする子どもの意外な一面を知ることができました。

 

 

褒め上手な教育アプリで子どもの世界を広げる

インタラクティブ(対話形式)で楽しみながら学べるアプリにお世話になりっぱなし。

  タブレットで教育アプリを活用

 

 我が家でお世話になっている教育アプリのひとつが「カーンアカデミーキッズ」。2021年1月現在、英語版のみの配信ですが、遊ぶ分には英語が全く分からなくても大丈夫。

 

かわいいイラストと、インタラクティブなデザイン、そしてたくさんのステージ(歌、算数、お絵描き、図形など)で、大人でも遊べる楽しいアプリです。

 

サル・カーンさん(カーンアカデミーの創業者)と緑のクマ(正解すると派手にほめてくれま)には感謝してもしきれません。

 

大人も子供も楽しめる教育アプリ

 

カーンアカデミーキッズ

 

 

ママ・パパも自分を労わって。私のやっているストレス解消法 

ここまで、子どもたちとのタブレットを使ったコミュニケ―ション術を書いてきました。

 

でも、「どうしてこんなに疲れるんだろう?」と考えてみると「ママ・パパ」「妻・夫」「会社員」など、いろんな役割を抱えているからかな?と。

 

ここまで書いてきたとき、ふと思い立って「役割のない、自分自身に戻ってみよう」と思いました。

 

ということで、友達と会ってとりとめのないおしゃべりをしてきました。すると、帰りは気持ちもさっぱりとして、元気になっていました。寝ても寝ても疲れが取れないと思っていたのに……。

 

一人でふらりとカフェに行ったり、買い物をしたり、エステに行ったり、なんでもないおしゃべりをしたり。

 

こういうときだからこそ「自分のために時間を使ってあげる」ことで自分をいたわってあげるの、オススメです。

 

 

まとめ

スマホやタブレットを使った育児は良くないとも言われますが、使いようによっては楽しいコミュニケーションツールにもなるし、遊びながら親子の世界を広げる素晴らしいツールになると思います。

 

寝転がりながら使えて、世界の扉を開いてくれる!

 

ママ・パパたまには育児も休んでね

 

使えるものはどんどん使って、お母さんお父さんの疲れが少しでも軽くなったらいいな。そんな気持ちでこの記事を書きました。

 

大変な状況が続きますが、皆さんどうぞご無理なさらず!

 

 

▼織田博子さんのインタビューはこちら

酸素低下を知らせるアラームの中、ただ娘の命を願った

 

織田博子

イラストレーター/マンガ家。著書は「女一匹シベリア鉄道の旅」「女一匹シルクロードの旅」「女一匹冬のシベリア鉄道の旅」「北欧!自由気ままに子連れ旅」(イースト・プレス)など旅のエッセイ多数。「世界を旅する母ちゃん、駒込で子育て」発売中。

Instagram:織田博子(@odahiroko

旅する母ちゃん駒込で子育て(@tabisurukaachan

織田博子(オダヒロコ)作品集 http://www.odahiroko.skr.jp/