甲状腺疾患の症状

甲状腺疾患は首に腫れものが出来るので、自分で触ると分かります。ただ、ケースによっては首にはたいした腫れがないこともあります。そういう場合には他にも自覚症状があるので分かることもあります。
  
非常に幅広い疾患がありますが甲状腺機能亢進症状としては、心臓が寝ていてもドキドキしたり、物を持っていないのに指先がふるえることもあります。態度で判断する場合には怒りやすいことや、ウロウロして落ち着かないこともあります。
  
機能低下症の場合は乾燥肌や身体全体が冷えている状態、食欲不振の体重増加、むくみが顔や手に発生します。どんなに寝てもだるくて昼寝してしまうことや、月経不順が挙げられます。

甲状腺疾患の原因

甲状腺疾患で甲状腺機能に異常がある甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症の原因は、甲状腺のホルモンが過剰になる分泌過剰や、逆に合成低下したりして発生することです。分泌が正常に機能しなくなるのは、ホルモンの調節機能が免疫によって侵されてしまうからです。
  
免疫機能が正常に作用しない場合は、自分の内部組織を攻撃したり破壊したりします。これが原因で炎症や細胞の損傷にもつながります。これらが元でホルモンの分泌が正常動作しなくなるのです。
  
甲状腺機能に異常がないケースの腫瘍性疾患では、リンパ腫が橋本病との合併で大きくなることが挙げられます。また、遺伝も関係あるとも言われていますが、家族関係の検査が実施されたケースが少ないので結論とされていないのが現状です。

甲状腺疾患の治療法

甲状腺疾患の甲状腺機能異常の場合でバセドウ病は、内科療法として内服をしたり、外科療法で甲状腺亜全摘術をする方法、アイソトープ治療があります。甲状腺機能低下症の橋本病では、ホルモン製剤を内服します。甲状腺疾患の腫瘍性疾患では甲状腺試験切除をしてから化学療法や放射線治療をします。
  
予防は甲状腺疾患はストレスに弱いので日頃からストレス軽減する為の生活を心掛けたり、ヨードの摂りすぎに注意した食事療法をします。