心房中隔欠損症しんぼうちゅうかくけっそんしょう

カテゴリ
循環器の病気
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医師監修

心房中隔欠損症とは

心房中隔欠損症とは、左心房と右心房の間の心房中隔に欠損孔が存在する先天性心疾患です。母親の胎内で心臓が作られる過程で心房中隔が完全に閉鎖しなかったことが原因でおこります。欠損孔があると左心房から右心房へ血液の逆流が起き、心臓や肺に負担が生じます。2次孔欠損とよばれるものでは8mm以下の場合1歳半までに約80%が自然閉鎖するとの報告がありますが、大きい場合にはカテーテル治療などにより欠損孔をふさぐ治療が行われます。

心房中隔欠損症の症状

心房中隔欠損症の症状は欠損孔の大きさによって異なります。欠損孔が小さいと症状が起きないことも多いです。
 
左心房からに左心室に動脈血が流入する経路の他に、欠損孔を通って右心房に短絡する流れが発生します。よって、聴診で雑音が聞こえます。右心房から右心室へ、右心室から肺動脈を通って肺へと排出される血液の量が多くなり、心臓や肺に負担が生じます。
  
ひどくなると下記のような症状が起こることがあります。
・運動時呼吸困難
・息切れ
・動悸
・易疲労
・風邪をひきやすい
・チアノーゼ
・全身の浮腫

心房中隔欠損症の原因

心房中隔欠損症の原因は、先天性の心疾患によるものです。
生後すぐは胎児の時の血液の流れにより、心房に卵円孔という穴があり、これが開いているのは一般的なことですが、徐々に閉鎖します。これが閉鎖せずに残っていると心房中隔欠損症となります。
女児に起こりやすく、妊娠初期の風疹感染が関係することもあります。また、遺伝的背景も関係しているといわれています。

心房中隔欠損症の治療法

心房中隔欠損症は先天性の心疾患です。予防法するためには、妊娠前に風疹のワクチンを打つなどの予防法も有効です。

運動量の増加に伴い、疲れやすいなどの症状が生じて気づきかれることがあります。


自然閉鎖も多く、経過観察をすることも多いですが
根本的な治療は欠損孔を閉鎖する手術です。欠損孔が10mm以上、左右の短絡率が50%以上の場合は手術適応、カテーテルでの閉鎖などが必要と診断されます。
  
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