静脈瘤の症状

静脈瘤は静脈の血管がなんらかの原因で膨らんだ状態で、自覚症状を感じるまでは個人差があります。立ったり、歩いたりすることで、重力により血液が下に溜まり易いことから脚にできやすいのが特徴です。
症状としては、だるさや痛み、むくみやこむらがえりなどの症状を感じる場合があげられます。また一部の血管が浮き出して見え、皮膚が茶褐色や、湿疹、時には膨れた血管から出血の症状が現れる場合もあります。
症状の現れ方は個人差が多く、外見的に見て明らかな血管の膨らみや、ボコボコに腫れて痛々しい割に全く症状を感じない方もいます。

静脈瘤の原因

静脈瘤は、女性が妊娠や出産など体の変化やホルモンバランスの変化などに伴い発病するケースがあります。そのため男性より女性に多いのが特徴です。年齢を重ねる加齢と共に、静脈瘤になりやすいという傾向があり、特に妊娠出産を経験し、年齢を重ねた女性は発症しやすいといえます。
また、遺伝的要素として、家族内に静脈瘤を持つ方は遺伝するとも考えられています。静脈にある逆流防止弁の不具合により起こることがあります。立ち仕事で長時間立ったままの方はリスクとなります。その他、糖尿病、高血圧、肥満も原因の一つです。足に合っていないハイヒールや、負担のかかる靴を長時間履くことでうっ血し、静脈瘤の原因になります。

静脈瘤の治療法

静脈瘤を予防するためには、長時間立ったままの姿勢を持続する方は、休憩時間を取り、足を心臓より高くし、血液を心臓に戻してあげる事が重要です。
むくみなどを感じた場合はセルフケアとしてマッサージしてあげるのも効果的な方法として知られています。寝る際には足元を少し高くしてあげることで、血流がよくなり、疲労回復効果も期待できます。
また、自分の足にあっていない靴やしめつけるものはなるべく避けるのも予防の一つにつながります。