薬物依存症やくぶついぞんしょう

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こころの病気
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医師監修

薬物依存症とは

大麻や麻薬、覚せい剤などに加え、精神安定剤や鎮痛剤等の特定の薬物を繰り返し使用することによって、その特定の薬物に対して強固に依存してしまうことを言います。薬物の効果が切れてしまうと不快な症状が出てきてしまうため、一度依存してしまうとなかなか自力ではそこから抜けられないという恐ろしい面を持っています。

薬物依存症の症状

薬物依存症の症状は、精神依存と身体依存の2つに分けることができます。

まず精神依存的な症状についてですが、こちらは心理的に原因となる薬物を激しく欲する状態に陥ります。原因となる薬物や成分が手に入らない状態になってしまうと、それに関する思いが意識の中の大部分を占め始めます。症状が進行して重度な状況まで来ると、その薬物を使用している時の快感度などを思い、日常的に意識が乗っ取られたような状態になってしまいます。
一方の身体依存的な症状については、原因となる薬物のために生じる体内の変化があります。繰り返し薬物を使用することにより、徐々に前回と同じ量では満足できなくなり、以前よりも多くの量の薬物を使用しないと同じ効果が得られなくなります。これをその原因薬物に対して耐性ができると言います。また、薬物摂取をやめた場合に様々な不快な症状も発生します。これを退薬症状または離脱症状と言い、具体的には気分の不快感、不眠、発汗や動悸、手が震える、頭痛や腹痛、強いイライラ感などがあります。違法薬物の場合は幻覚や幻聴という症状も発生します。

こうした症状については、薬物の種類や摂取期間、摂取量などによって異なります。耐性ができることによって薬物の摂取量が増え、退薬症状のせいで薬物をやめることができなくなるという悪循環に陥る場合が多くなっています。

薬物依存症の原因

薬物依存症の原因については様々あるようです。まず、薬物依存症になってしまうまで強固な依存状態に陥ってしまう原因は、原因となる薬物の依存性の高さにあります。この依存性の高さが原因となり、中毒症状を起こし、薬物をやめられなくなってしまいます。この依存性ですが、脳内の病的な変化が原因だと言われています。脳内に何らかの病的変化が起きることにより、原因薬物に対して中毒症状を起こし、最終的に依存症となってしまうのです。こうした脳内の病的な変化は、薬物依存の場合は中枢神経系に作用する薬物が原因で起こります。この病的変化のせいで原因薬物への依存が更に深刻化してしまうとも言われています。そんな依存性の高い薬物ではありますが、その原因薬物が脳内にどう影響するかの要因には、本人の遺伝情報や慢性的な気分の落ち込み、不安定な人間関係、生活環境、日常のストレス等があると言われています。このような要因が元となり、原因薬物が脳内に影響をきたし、高い依存性から薬物に依存してしまい、薬物依存症となります。一旦薬物依存症になってしまうと、自力でその依存状態から脱するのは難しいと言われているのは、そういったところからきています。

薬物依存症の予防/治療法

一旦薬物依存症になってしまうと、元に戻るまでにはかなりの時間と労力、周囲の協力が必要となります。そうなってしまう前に予防することが重要となってきます。では具体的にはどのような予防策が存在しているのでしょうか。予防策として一番大きなものは、薬物依存症に対する知識をしっかり深めることだと言われています。薬物依存症の症状や最終的にはどうなってしまうのか、最悪は死に至る場合もあることなどをきちんと理解することが必要です。最近では、学校の授業の一環として薬物問題を取り入れ、実際に依存症になってしまった人の講演を聞く機会や、警察官から話を聞く機会も設けられている場合もあるようです。そういったことから薬物依存症による、その決して幸福な状態とは言えない悲惨な実態を知れば、依存性が高いと言われている薬物に、興味本位で手を出すリスクは減るからです。知識がないと興味本位で手を出してしまうリスクは高くなります。また、そういった薬物に自分から近づかないことも大事ですが、近づけないような環境作りも大事だと言われています。精神的な背景も薬物依存症には大きな要因となることから、身近な人が何か精神的な問題を抱えているとしたら、早めに病院へ受診するようにすすめるなっどといった援助も予防につながってきます。
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