お風呂に入っているとき、あるいは生理中、はたまた特に何もしていないのに、急にほてりやのぼせに襲われる……。頻繁に起こると、どこか病気になっているのでは?と不安になりますよね。いっぽうで、多くの場合は取り立てて病院へは行かず、そのまま放置しているのではないでしょうか。今回はそんなのぼせと、その背後に隠れている病気の関係について医師に伺いました。

のぼせは脱水のサイン!?

医学的にのぼせとは、高体温によって血液の循環が促進され、顔や頭に回る血流量が増加し、熱感や不快感を感じることを指します。また、高体温が続き、脱水状態になることも症状に含まれます。

のぼせの改善には体温を下げるのが有効

のぼせは高体温が原因ですから、まずは体温を下げてあげることが重要です。
例えば……
・入浴中であれば、お風呂から出る
・熱いところにいるなら、涼しいところに移動する
これで原因がなくなれば、通常は自然と改善します。 ただ、まれに倒れてしまうこともあるので、のぼせを感じたら、素早くしゃがむことも大切です。

のぼせは、体質による

のぼせを感じやすいか否かは、その人の体質によるところが大きいといえます。また、その感じ方も千差万別で、同じ状況下でも何も感じない人もいれば、めまいや立ちくらみを感じるほどに強い症状を訴える方もいますが、多くの場合は病気ではありません。

病気が隠れている可能性も……

いっぽうで、高温環境ではないのにのぼせる、あるいは以前に比べてのぼせやすくなった……というような場合には、何か病気が隠れている可能性もあります。中でも注意が必要なのが、次の病気です。
・動脈硬化
・貧血
・多血症
・心不全
気になる場合には一度内科を受診し、ひととおり検査をした上で、異常がないか診てもらうようにしましょう。

医師からのアドバイス

いかがでしたか?ひと口にのぼせといっても、じつは病気が隠れていることがあるので、頻繁におこる場合、また症状が気になる際には必ず病院で診てもらうようにしましょう。