外耳道損傷がいじどうそんしょう

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外傷
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医師監修

外耳道損傷とは

外耳道損傷は外耳に発生した傷のことを総称したものです。外耳道は耳の穴のことで、一般には外から目で見える穴の部分になり、骨部と軟骨部に分かれており、感覚神経が通っています。外側には三叉神経が支配しているので顔面の知覚と同じで、内側は迷走神経が支配して咽頭の知覚神経と同じ物です。

外耳道損傷の症状

外耳道損傷は、切り傷や擦過傷が外耳道に出来るものです。耳から出血したり、痛みがあったり、またケガをした部分から感染症が発生すると、耳だれや熱感がでたり、鼓膜にも損傷が及べば、難聴、耳鳴りなどを引き起こすこともあります。
また外耳を強打することで、外耳道の軟骨と周囲の軟骨膜の間にあざが出来てしまうこともあります。あざに血液がたまると紫色に腫れて、軟骨への血流の流れを遮ると、その部分の軟骨が壊死することもあります。これらは耳の変形を引き起こします。
外耳道に耳垢などがたまったり、異物が入ってしまったりで、外耳道を傷つけることもあります。異物を取り出そうとする際にも、注意を払わないと外傷を引き起こし、細菌に感染しやすくなりますので気をつけなければなりません。

外耳道損傷の原因

外耳道損傷の原因は、多くは耳かきによるものです。耳垢のそうじをする際に必要以上に外耳道をこすってしまうことで多くの傷を作ってしまいます。

耳垢にかゆみを感じて耳かきをすることで、外耳に傷を付け、その傷が治ってくると出来るカサブタをまた異物感やかゆみを感じて、はがしてしまうという、悪循環に陥る場合もあります。常に傷がある状態では、細菌に感染しやすいので、外耳炎などを引き起こす原因にもなってしまいます。

また異物が誤って外耳道に入ってしまった時にも、外耳道損傷は起こります。入る時や、取り出すときの両方の時点で、外耳道を傷つける可能性が高くなりますので、自己流で判断せずに専門医の指示を仰ぐのが賢明でしょう。

外耳道損傷の治療法

外耳道損傷の予防は、過剰な耳かきをしないことです。耳垢が溜まって気持ち悪い、聞こえが悪い気がする。という理由から、耳かきを行う方も多いことでしょうが、耳垢には感染を予防する成分があり、外耳道の衛生を保っているとも考えられています。

耳かきの適度な刺激は気持ちが良いものですので、すべて禁止することはありませんが、必要以上に強い力で外耳道をこすったり、過剰に頻繁に耳かきをすることは避けましょう。

異物が入った場合は、自分の判断で無理矢理取り出そうとはせず、耳鼻科を受診して外耳道を傷つけないように取り出してもらうことです。
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