舌がもつれる症状

舌がもつれると、舌が滑らかに動かないために、うまく言葉を発することができないことがあります。

よって、言葉が不明瞭になり、意思が伝わらないなどの弊害が発生します。

あまり深刻でない状態の一例としては、急いでいたり緊張していたりするときに発生するものです。

一般的に話し言葉に障害が出る場合は、非流暢性失語症や運動障害性構音障害によって引き起こされることが多いとされています。

ただし、他の重大な疾患により、舌がもつれる症状が引き起こされている可能性もあります。

たとえば、脳梗塞や脳内出血などの脳の疾患、パーキンソン病筋萎縮性側索硬化症などの神経疾患が原因になっていることもあります。

ろれつが突然回らなくなったら超危険!疑われる病気と対処法を解説

舌がもつれる原因

舌がもつれる状態になる原因はさまざまです。特に高齢者では、脳の疾患を疑う必要があり、脳梗塞や脳出血の可能性を疑います。

神経疾患も併せて疑う必要があり、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症について確認する必要があります。

脳梗塞や脳出血については、CTスキャン検査を行うことにより発見することが可能です。

MRIスキャンを行うとさらに詳細に調べることができます。

言語を話すこと自体に問題がある場合もあり、大脳皮質の言語領域を損傷してしまい、失語症になっている可能性もあります。

場合によっては、舌そのものに問題がある場合もあり、舌に腫瘍ができることによりろれつが回らない場合もあるので、舌をよく確認することも必要です。

暑い日は油断禁物!血栓が招く心筋梗塞・脳梗塞の危険とは

舌のもつれの治療法

舌がもつれる症状に対する予防策としては、脳梗塞や脳出血などにならないための対策を施すのが有効です。

脳梗塞や脳出血を防止するためには、血液がサラサラな健康な状態を保つ必要があります。

そのためには、食生活を改善して、コレステロールを低く抑え、塩分を取りすぎないなどの配慮が必要になります。また、魚料理やレモン、納豆、梅干しなどは、脳梗塞を予防する効果があります。

また、日常生活の中では、汗をかいた時はこまめな水分補給を行うことが必要です。更には、タバコは多血症を引き起こす可能性があるので、喫煙を避けることも重要です。

放っておくと怖い!脳出血の超初期症状をチェック!