症状

手指伸筋腱損傷の症状としては、伸筋腱が断裂するため、筋の収縮が骨に伝達されず、手指を伸ばすことができなくなります。伸筋腱が断裂した部位により、どの関節が動かなくなるかは異なります。骨折したときとは異なり、強い疼痛を伴うことがありません。

指の第一関節と指の第二関節の背側での皮下断裂の場合は、治療せずに放置しておくと伸筋腱のバランスが崩れてしまうため、スワンスネック変形やボタンホール変形という手指の変形が残ってしまう場合があります。

診断は、視診で可能で、切創の存在や、受傷歴の有無、手指関節を伸ばすことが可能かどうかを確認することで診断を確定することができます。一般的に、腱を縫合することにより治療します。

原因

手指伸筋腱損傷には、開放性損傷と、閉鎖性損傷があります。開放性損傷は、外部から刃物などで切ってしまった場合などに発生する状態です。

一方、閉鎖性損傷は傷などが無いのに伸筋腱が断裂してしまう状態で、いくつかの原因が考えられます。

まずは、突き指などの外力により、伸筋腱に強い圧力がかかり、断裂が生じる場合です。その他には、骨の突出部と摩擦することによる摩擦や、病的滑膜による浸食などに起因して弱くなった伸筋腱が切れる病的断裂があります。

病的断裂の場合は、関節リウマチやキーンベック病、橈骨下端骨折などの他の要因から併発する場合がほとんどです。痛みが無くても手指が開かなくなる症状が出た場合には、早期の整形外科の受診が賢明です。

治療法

手指伸筋腱損傷には、外的要因と、内的要因の2種類のどちら下にておこります。外的要因の場合の予防方法としては、刃物などを扱う作業を行うときには、刃物の取り扱いに充分注意することが挙げられます。

また、スポーツ時の突き指なども要因となるため、スポーツを行う前の充分な準備体操なども有効です。ない定期要因に関しては、主には関節リウマチなどに気を付ける必要があります。

その予防には、食事に気を使う必要があります、さんま・マグロ・サケなどの魚や鶏肉に含まれるコラーゲンなどには抗リウマチ作用が多く含まれているといわれています。