亀頭包皮炎の症状

亀頭包皮炎は主に、亀頭や包皮に赤みが生じ、にきびのような赤い斑点や黄色の膿が出て、ただれるといった症状が見られます。亀頭包皮炎が悪化していくと、包皮のむくみや水疱となって排尿時痛や排尿困難が現れることもあります。
子供の場合には、パンツに膿がつくことで親などが気づくケースが多いです。
カンジダ性亀頭包皮炎では、かゆみとともに、亀頭の環状溝に白いかすが溜まるといった症状です。人によっては、亀頭の表面が乾燥していき、尿道炎を引き起こすことが稀にあります。

亀頭包皮炎の原因

亀頭包皮炎は、包皮と亀頭の間で、細菌や真菌というカビに感染することで引き起こされます。包茎が原因で起こることが主な原因であり、小児が発症するケースが多いです。
包茎によって、亀頭が長期間包皮に覆われていることで、包皮の内板と亀頭の間に恥垢がたまり、恥垢が尿によって不衛生な状態になることによる、細菌の増殖が原因となることが多いです。
亀頭包皮炎は大人では包茎の他に接触性皮膚炎、時に悪性腫瘍や乾癬などによる場合があります。

亀頭包皮炎の治療法

亀頭包皮炎を予防とするためには、恥垢が溜まらないようにするために、入浴時にぬるま湯で包皮を剥いて軽く洗うなどのケアを行うことが大切です。剥いた包皮は陰茎をしめつけるようならば必ず元の剥く前の状態に戻しましょう。そして泌尿器科で嵌頓包茎の恐れがあるので一度ご相談ください。汚い手で陰茎を触らないように気をつけ、衛生的に保つよう心がけましょう。
おむつをしている赤ちゃんの時期では、こまめにおむつを交換し、不衛生な状態にしないようにしましょう。
一度罹患した場合には、きちんと完治しないと再発を繰り返し慢性化しますので、小児科あるいは皮膚科を受診し、適切な処置を受けることが大切です。