O脚の症状

O脚の症状には、膝下O脚と膝と股関節の進んだO脚、XO脚の3パターンがあります。

O脚とX脚の症状
  
膝下O脚は、開脚運動ができないほど両膝の間が開き、外側にすねがはみ出してしまいます。

膝と股関節の進んだO脚は、股関節と両膝の間が開くことで、開脚運動ができなくなります。また、すねが股関節の外側にはみ出します。

腰痛生理痛、首や肩のコリなどの症状を併発し、自律神経が不安定になる場合が多くあります。

XO脚は、すねと特に膝の外側の骨が外にはみ出して湾曲します。

膝下O脚や股関節の進んだO脚と異なり、両膝はくっつけることができます。

O脚の原因

O脚の原因は、外反母趾扁平足、浮き指です。

これらの症状によって、歩行の際に必要以上のねじれが発生することで、足首までゆるみ、バランスの悪い足になってしまいます。
  
足のバランスが崩れると、足指の力が弱くなり、つまずかないように無意識のうちに2点で歩くことで、すねの外側の筋肉が発達します。すると、腓骨頭が外側に出てしまうため、膝下O脚になってしまいます。
  
また、ねじれ歩行を行うことで、股関節に歪んだ負荷がかかり、大転子が外側に出っ張ってしまい、股関節O脚を引き起こします。

骨盤の歪みや、反張膝も原因となる場合があります。足を組んで座るなど歪んだ姿勢になっている場合は注意が必要です。

O脚の治療法

O脚の予防には、正しい足裏バランスで歩行することが効果的で、大きく分けて3つの対処法があります。
  
一つ目はテーピング。専用のテープを使い、テーピングを行います。足の痛みがある場合とない場合で方法が異なるため、自分の状態に合った方法で行います。

二つ目は、包帯とテーピング靴下の併用です。専用のテーピング機能を備えた靴下をはくことで、足裏のアーチが再生し、足裏のバランスが整います。

三つ目は、免震機能を備えた靴の使用です。歩きやすく、長時間の歩行でも疲れにくい靴を選ぶことで、運動機能が高まります。

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