性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスの症状は、性交渉などを通して感染してから潜伏期間を経て発症します。亀頭部、包皮、膣の入り口や外陰に痛みや違和感を抱き、感染部分は、水ぶくれのようなぶつぶつができたのち、赤くただれたように悪化していきます。外陰部だけでなく、子宮や膀胱まで及ぶ場合もあります。
38度以上の高熱が出て、脚の付け根にある鼠径部リンパが腫れ、痛みと痒みが続くため排尿困難や歩行困難になる場合もあります。
ウイルスは体内に入ってしまうと完全に排除はされないため、初めて感染する初発と、再発と治癒を繰り返してしまう傾向があるため、注意が必要です。

性器ヘルペスの原因

性器ヘルペスに感染する原因は、ヘルペスウイルスに感染しているパートナーとの性交渉などにより感染します。
自覚症状がなく、ウイルスを保持している場合もあるため、症状が出ていない場合でも感染する可能性があります。飛沫感染はせず、ウイルスを持っている個所と性器が接触することにより感染します。
また、口唇ヘルペスを持っていた場合でも、性交渉において性器と接触した場合や、口唇から手を介して性器に感染してしまう場合もあるので、注意が必要です。
妊娠中もしくは妊娠前に性器ヘルペスに感染した経緯がある場合は、出産時に新生児に感染してしまうため注意が必要です。

性器ヘルペスの治療法

ヘルペスウイルスは一度体内に入ると、完全に排除されないため、ウイルスを死滅させることはできません。
しかし症状を抑えたり、再発を繰り返したりしてしまう方は専門医での治療が有効です。
性器ヘルペスの感染を予防するためには、性交渉を行う際に、避妊具を装着させることで、直接接触する事を防ぐことができます。
また、自覚症状がなくウイルスを保持しており、感染させてしまう可能性もあるため、性器部分を定期的にチェックし、違和感がある場合は早めに受診し、治療することが重要です。