陥入爪かんにゅうそう

カテゴリ
皮膚の病気
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医師監修

陥入爪とは

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の側縁が内側に向かって湾曲し、爪内部の軟部組織や周囲の皮膚に刺さって炎症を起こした状態のことです。炎症を起こした部分が菌に感染すると化膿性肉芽組織が生じ、滲出液で周辺の皮膚がただれ悪化します。

陥入爪の症状

陥入爪は主に足の第1趾に生じ、最初の症状としては圧迫による痛みがあります。陥入した爪甲が皮膚を刺すようになると指の周囲が腫れ、より強い痛みを伴います。悪化すると炎症を起こして膿を持ち、赤い化膿性肉芽組織を生じます。肉芽は出血しやすく、その浸出液で患部周辺の皮膚がさらにただれ、爪も変性します。
  
また、痛い部位をかばって不自然な歩き方をすると足腰に負荷がかかり、膝痛や足首痛、腰痛にもつながります。

陥入爪の原因

陥入爪の主な原因は、深爪の反復、足に合わない靴の使用(ハイヒールや先の尖ったパンプス、足幅の狭い靴)、背骨が曲がった歩き方、遺伝、親趾に負担のかかるスポーツ、妊娠や肥満などの急激な体重増加、外傷、爪白癬などです。特に、深爪をすると一時的に痛みは軽減するものの、爪の回りの組織が爪に向かうため、爪がのびた時に一段と陥入が悪化するので注意が必要です。
  

陥入爪の治療法

陥入爪の予防は、適度な爪切りです。深爪すると感染しやすく、爪の両角を丸く切るのは陥入爪の原因となるため注意が必要です。爪の先端は真っすぐに、両側は直角になるように切ります。
  
足に合った靴を選ぶのも予防につながります。窮屈な靴や大きめの靴を履くとつま先に負担がかかり、爪が変性する原因となります。他にも、正しい歩き方は爪の変性予防になります。つま先に負担のかかる前傾姿勢やつま先からの着地をやめ、姿勢を正し歩くことが大切です。拇趾テーピングを巻いて爪の角が皮膚に当たらないようにするのも悪化防止に有効です。
軽度のものは冷却すれば落ち着くこともありますが、痛くて靴が履けない状態や歩行に支障をきたす状態に移行すると手術が必要になることもあります。治療には手術療法とテーピングを利用した保存的療法が用いられます。また、形状記憶ワイヤーを用いた矯正治療を行う医療施設もあります。根治治療としては手術が一般的です。
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