AGA/男性型脱毛症エージーエー

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皮膚の病気
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医師監修

AGA/男性型脱毛症とは

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で男性型脱毛症と呼ばれているものを指します。日本で薄毛に悩んでいる男性の多くがこのAGAだといわれています。生え際(特にこめかみなどから始まりやすい)や頭頂部が薄くなり、額の部分はM字のような形に広くなるのが典型的な経過です。

AGA/男性型脱毛症の症状


初期症状


・硬毛から軟毛になる
・抜け毛が以前より多くなる
・髪にボリュームがなくなり、ヘアセットがしづらくなる等があります。

人により抜け毛の量や進行の速さも違いますが、初期症状からさらに進行すると大きく分けて3つのタイプがあり最終的に髪がどんどん減っていきます。


AGAには3つのタイプがあります。


AGAの症状として初期症状、初期症状から進行する時には大きく3つのタイプがあります。


  1. 頭頂部から(O型)
    頭頂部から丸型で始まるタイプで、O型脱毛と呼ばれます。自分では気づきにくく、他人から指摘されることが多いです。また、M型と同時進行する場合もあります。



  2. 額の生え際から(A型/U型)
    額の生え際からどんどん後退していくタイプで、A型脱毛と呼ばれます。お年寄り男性のイラストでよく描かれるような側頭部と後頭部以外は髪がなく、側頭部と後頭部には髪が残るタイプです。上から見るとアルファベットの「U」を逆にしたようにも見えるのでU型と呼ばれることもあります。



  3. こめかみから(M型)
    左右のそりこみが進行し、前髪が残るタイプで、M型、ソリコミ型と呼ばれるタイプです。前髪が初期には残っているので、自覚しにくいタイプでもあります。




●抜け毛が多いのはAGA?
気になる抜け毛の大半は、AGAだと言われています。そもそもなぜ抜け毛が起こるかというと、ヘアサイクルの成長期が短くなってしまうからなのですが、DHTというホルモンがその原因物質と考えられています。AGAによる抜け毛や薄毛はゆっくりと進行しています。しかし、AGAだと普通はうぶ毛は残っていて、毛根は残っています。毛根が残っている限りは育毛できる可能性があります。


専門医のコメント



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将来禿げるかどうか分かる!?AGA遺伝子検査とは?


AGA/男性型脱毛症の原因


AGAの原因として、遺伝や男性ホルモンの影響、それ以外によるものが挙げられます。

1.遺伝


AGAは遺伝が関係すると経験としては知られていますが、はっきりとこの遺伝子が原因だということは分かっていません。

●薄毛の遺伝はどうやってわかる?
薄毛になる原因の一つに親からの遺伝があります。「薄毛=男性」のイメージがあるので薄毛は父親から遺伝すると思っている方が多いですが、実は薄毛の遺伝に関しては母方の影響が大きいことが分かっています。2005年にフランスの大学の研究チームが、薄毛になる人とならない人の遺伝情報を比較したところ、X染色体にある男性ホルモンの受容体に大きな違いが見つかりました。そして、違いが薄毛遺伝子である可能性が高いという結果を発見しました。男性のX染色体は母親からのみ提供されるので、薄毛遺伝は母親から遺伝します。ただし、母親を見ても、、女性ホルモンの働きで女性は薄毛になりにくいため、自分が薄毛遺伝を持っているかどうかは判断できません。自分が薄毛遺伝を持っているかどうかは、母方の祖父を見ると判断できます。

2.男性ホルモンの影響


男性ホルモンの影響はAGAで最も大きな原因として考えられています。男性ホルモンは、5aリダクターゼという変換酵素の働きでDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンに変換され、毛乳頭細胞にある受容体に結合することで発毛が抑制されます。


●DHTとは
DHTは、テストステロンと5αリダクターゼと結びつくことで作られる物質です。睾丸で作られるテストステロンは、骨や筋肉、精子の生成に作用するホルモンで、5αリダクターゼは酵素の一種です。AGAを引き起こすのはDHTであり、テストステロン単体には脱毛を引き起こす作用はなく、5αリダクターゼの分泌量は遺伝に大きく影響されます。髪の成長期は2年から6年ほどあるのが通常ですが、DHTは、髪の成長期を数カ月〜1年ほどにまで短縮します。成長期が短くなることで、太く長く成長するはずの毛髪が短く細い未熟な状態で成長が止まったり、抜け落ちてしまうのです。

3.ヘアサイクルが短くなる


肌にターンオーバーというサイクルがあるように、髪にも休止期・成長期・退行期というヘアサイクルがあります。本来なら成長期に太く長い毛が育つのですが、DHTにより、ヘアサイクルを乱れることでヘアサイクルの成長期を短くし、毛髪が太く長い毛に育つ前に抜けてしまいます。


4.その他の影響


何かの理由により、血流が悪化し、毛乳頭に栄養が行き届かなくなるのが原因です。喫煙によりニコチンが血流が悪化させる。ストレスにより自律神経等のバランスが乱れ、血流が悪化する。食生活や生活習慣が乱れると、新陳代謝が低下し、血流も悪くなります。

●ストレスがAGAの原因になる理由
ストレスが薄毛の原因になる大きな理由として、ストレスによって自律神経が乱れて血流が悪くなり、頭皮まできちんと血が送られないことがあります。また、ストレスを抱えていると不眠症になる人も多く、寝ている間に分泌される成長ホルモンが不足し、思うように育毛されなくなります。そのほかにも、ストレスはアドレナリンを増加させます。その影響で活性化酸素が急増し、頭皮が炎症を起こしやすくなり、フケやかゆみが生じ、根毛にダメージを与えてしまうのです。また、ストレスにより内臓機能が弱まり、髪の毛に必要なたんぱく質が吸収されにくくなるのも理由と考えられます。

AGA/男性型脱毛症の予防/治療法

AGAの予防策です。

1.シャンプーや育毛剤で予防


DHTへの変化を抑制する成分が配合されている育毛剤やシャンプーを使用することも効果的です。また、シャンプーの時に流し残しがない様しっかりと洗い流すことが大切です。頭皮が脂っぽい時には温冷効果を出す為に、すすぎの歳にお湯と水を交互に使用すると効果的です。

2.食生活で予防


食事からAGAに効果的な栄養素を補給することで予防することも効果的です。1日三食を守り、野菜中心の生活を心がけ、たんぱく質、亜鉛、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB群を積極的に摂ることも効果的です。


3.頭皮マッサージで予防


頭皮をマッサージで血行を促進させ必要な栄養分が髪の毛に行き届き、ヘアサイクルの正常化に効果的です。


4.生活習慣で予防


喫煙を控える、睡眠をしっかり取る、ストレスを運動や趣味で発散させて溜めないように心がける等が効果的です。特に睡眠は短くなると精神的なストレスの解消が困難な為、出来るだけ長く睡眠を取るよう心がけます。

AGA/男性型脱毛症の薬の上手な選び方・使い方

詳細をみる
現在薄毛で悩む人の数は増えてきています。AGAの治療薬も多岐に渡りますが、脱毛のタイプによって、個々人の症状にあったものを選ぶ必要があります。まず髪にコシがなく、細く短い抜け毛が多いタイプの脱毛の方は、髪が育つサイクルが短くなっており髪が育たなくなっている状態です。この場合はAGAを発症していると考えられます。薬の使用によって、髪の育成を阻害する要因である男性ホルモンの過度な作用を抑え、髪が健康に育つための育毛周期を正常にすることが重要になります。また細く短い抜け毛が見られないものの脱毛が増えてきたような場合は、AGAはあまり進行していないと考えられます。この場合は、血管を拡張し血行を促進し、毛母細胞や毛乳頭細胞を活発にする薬で対応することが可能です。頭皮の血流が活発になり、栄養を適切に循環できるようになることで薄毛、脱毛への効果、作用を期待しようというものです。まずは自分の抜け毛のタイプがAGAを発症していると考えられるホルモンが作用しているものであるのか否か、医師等の判断を仰ぎ、適切に判断の上、薬を選択し、治療に入ることが大切です。また薬には錠剤になった内服タイプのもの、頭皮に直接散布するタイプものがありますので、それぞれの薬の特性を理解した上で選択する必要があります。
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近年話題のAGA(男性型脱毛症)、あなたは大丈夫?

「AGA」という言葉はご存知でしょうか。AGAは成人男性に多い、男性型脱毛症を意味しますが、以前に比べてずいぶん認知度が増してきた言葉の一つだと思います。

今回は、あなたがAGAである、あるいはAGAになりかけているかを、簡単にセルフチェックしてみましょう。

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