歯茎の腫れはぐきのはれ

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医師監修

歯茎の腫れとは

歯茎の腫れとは、歯を支える歯周組織(いわゆる歯茎)が様々な原因で炎症を起こし、赤く腫れた状態のことです。主な原因は磨き残しからの歯周病です。歯周病の中でも、軽度の歯肉炎でしたら普段の歯磨きを丁寧に行えば改善する場合もありますが、歯の表面に歯石がついていたり、歯周病が進行してしまうと歯科医院でのスケーリング(歯石除去)を行わなければなりません。

歯茎の腫れの症状

歯茎の腫れは、歯茎が赤く腫れ上がることです。これは、歯茎が炎症を起こした状態ですので、歯磨きの際に歯ブラシが当たっただけで出血することも珍しくはありません。

初期でしたら、歯茎の腫れだけで痛み等は感じることは稀ですが、進行してしまうと歯茎の違和感を感じます。そのまま放置してしまうと、歯を支える骨まで炎症が浸透して、歯を支える骨が溶けてしまいます。こうなってしまうと、歯がグラグラするようになります。グラグラすることで、硬いものを食べた時に歯に痛みを感じることもあります。

溶けてしまった骨は、残念ながら戻すことはできません。そのまま放置すると歯は支えを失い、乳歯が抜ける時のように抜けてしまうこともあるのです。

成人だけでなく、小児にも起こる症状です。日頃の歯磨きだけでは取りきれないプラーク(汚れ)が原因ですので、定期的な歯科受診の習慣を身に付けることが大切です。

歯茎の腫れの原因

歯茎の腫れの主な原因は、歯の表面に付くプラーク(汚れ)です。プラークの中には、1mgの中に10億もの細菌がいると言われています。歯磨きでプラークを落とすことはできるのですが、歯茎の境目や歯と歯との間の歯磨きはなかなか難しく、磨き残しを作りがちです。その磨き残しを放置してしまうと、プラークの中の細菌が歯茎に炎症を起こします。

また、プラークは長時間放置すると唾液の中の石灰やカルシウムと結合し、歯石となります。歯石になってしまうと、歯ブラシで落とすことは不可能なのです。歯科医院での歯石除去やクリーニングが大切です。

この他に、歯の根っこの先にできた病巣(根尖病巣)が悪化して、腫れてしまうこともあります。根尖病巣の腫れの時は、局所的な腫れで痛みも伴います。また、親知らずが炎症を起こした時も歯茎が赤く腫れて痛みます。

いずれも自然治癒はしませんので、自覚症状が現れたら早めの歯科受診が必要です。

歯茎の腫れの予防・治療法

歯茎の腫れの予防に大切なのは、口の中のきれいな状態を保つことです。そのために必要なのは「定期的な歯科受診」です。

痛みや腫れが起きてから歯科医院に行くのではなく、定期的に歯の表面のプラークや歯石を取り除きます。そして、歯磨きの指導も大切です。

重要なのは、家庭での日頃の丁寧な歯磨きです。歯科での指導を受けて、適切な歯ブラシの動かし方を身につけてプラークをなるべく取り除きます。忙しいとつい、歯磨きを後回しにしてしまうこともあるかと思いますが、最低でも1日に1回は丁寧な歯磨きをする時間を取ることが大切です。
なぜなら、プラークは歯に付着してから24時間以上経つと歯ブラシではなかなか落としにくくなるからです。

小さなお子さんの場合も同じです。歯磨きの習慣を身につけさせましょう。そして、乳歯が永久歯に生え変わるくらいまでは仕上げ磨きをしましょう。
生え変わりの時期は、歯の並びが凸凹で磨きにくく、磨き残しができやすい時期です。
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