味覚障害の症状

味覚障害の症状は、初期の段階から味覚の異常が徐々に進んでいると自分ではなかなか気付きにくいと言われています。

料理の味が薄く感じる傾向にあり、家族から最近、料理の味が濃くなったと言われて気付くこともあります。

病状がひどくなると、何を食べてもまったく味を感じなくなったり、食べても本来の味と違う味がしたり、何を食べても美味しさを感じないし、変な味がしてまずいなどの異常を感じるなど症状は人それぞれです。

また、甘さだけを感じないこともあり、スイーツを食べた時に自覚しやすかったりします。

他にも口の中に何もない状態でも人によっては苦味や渋み、あるいは甘味、酸味を感じたり、口の渇きを感じたりする事もあります。

味覚障害の原因

味覚障害の原因は、様々と言われていますが、塩味、甘味、苦味、塩味、旨味を感じる舌の表面にある「みらい」と呼ばれる部分が、亜鉛の欠乏により働きが低下、消失、障害を起こす事が主とされています。

具体的には、病気の治療の為に服用している薬剤の副作用だったり、偏った食生活、アルコールの飲み過ぎやたばこの吸い過ぎで血液中の亜鉛の量が不足したり、糖尿病腎障害肝障害、消化器障害、といった全身の病気による事もあります。

その他にも、頭部外傷、中耳炎顔面神経まひ口内炎、ストレスによるうつ病なども考えられます。

また、舌に汚れが付着したり、食品添加物の影響なども挙げられます。

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味覚障害の治療法

味覚障害を予防するポイントは日常生活の過ごし方です。

いつも口の中を清潔に保ち、食事はなるべく新鮮な野菜、魚介類、肉類をバランスよく摂ることや、アルコールの飲み過ぎやタバコの吸い過ぎにも十分注意する事が大切です。

また、亜鉛を十分に摂取する必要があり、亜鉛を多く含んだ食べ物を毎日の食事で摂取する事が重要です。

亜鉛を多く含んだ主な食物は、牡蠣、豚レバー、牛肉、大豆、うなぎなどがあり、このような食材での料理は効果的と言えます。

また、原因となっているであろうお薬がある場合は主治医と相談の上、変更や中止をご検討いただく必要もあると思います。

原因が上記以外の場合もありますのでいずれにしても耳鼻科で詳しく見ていただくことが大切です。

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