最近、医療機関でも禁煙するためのプログラムが用意されています。喫煙は体に害があり、本人だけではなく周囲の人へも、副流煙による影響がある事も分かってきました!
今回は、喫煙者の周りにいる人への影響である受動喫煙に関する話を医師に聞いてきました。
1. 主流煙と副流煙
主流煙とは喫煙者が吸い込んでいるもの、副流煙はたばこの先端の燃焼部分出る煙です。周囲の人は知らず知らずのうちに、副流煙を吸い込んでいる可能性があります。
2. 主流煙と副流煙どちらが有害?
主流煙はフィルターを通って酸性になり、その刺激は多少、少なくなっているといえるでしょう。しかし、副流煙は燃焼温度が低いため不完全燃焼になりやすく、フィルターを通っていないため、有害成分の濃度が高くなる事が分かっています。発がん性物質も副流煙の方が多いことが分かっており、副流煙の方が主流煙より有害といえるでしょう。
3. 副流煙だけじゃない、受動喫煙
喫煙者がいったん吸い込んで吐き出した煙を、呼出煙といいます。喫煙者の周囲にいる人は、副流煙だけではなく、この呼出煙も吸い込んでいます。主に副流煙が問題視されていますが、呼出煙を吸い込むのも有害でしょう。
・肺がんのリスク:1.2~1.3倍(20~30%の上昇)
・虚血性心疾患のリスク:1.25~1.3倍(25~30%の上昇)
になるとされています。
1. 成人の場合
受動喫煙の状態にある人は、そうでない人に比べて、心疾患になるリスクが1.25~1.3倍といわれています。これは心臓発作などを起こす循環器系の悪影響も含みます。
妊婦の場合、周囲の人の喫煙によっても低出生体重児、早産のリスクが上昇します。
2. 乳幼児、小児の場合
受動喫煙になる乳幼児や小児には、以下のような影響が出る可能性があります。
・呼吸器症状(咳・痰など)
・肺の発達の遅れ
・乳児突然死症候群(SIDS)
・急性呼吸器感染症
・耳疾患(中耳炎など)
・より頻回でより重症度の高い、ぜんそく発作
(監修:Doctors Me 医師)
今回は、喫煙者の周りにいる人への影響である受動喫煙に関する話を医師に聞いてきました。
受動喫煙って何?
受動喫煙とは、喫煙をしていないのに周囲の人の喫煙によって、たばこの煙を吸い込んでしまっている状態です。1. 主流煙と副流煙
主流煙とは喫煙者が吸い込んでいるもの、副流煙はたばこの先端の燃焼部分出る煙です。周囲の人は知らず知らずのうちに、副流煙を吸い込んでいる可能性があります。
2. 主流煙と副流煙どちらが有害?
主流煙はフィルターを通って酸性になり、その刺激は多少、少なくなっているといえるでしょう。しかし、副流煙は燃焼温度が低いため不完全燃焼になりやすく、フィルターを通っていないため、有害成分の濃度が高くなる事が分かっています。発がん性物質も副流煙の方が多いことが分かっており、副流煙の方が主流煙より有害といえるでしょう。
3. 副流煙だけじゃない、受動喫煙
喫煙者がいったん吸い込んで吐き出した煙を、呼出煙といいます。喫煙者の周囲にいる人は、副流煙だけではなく、この呼出煙も吸い込んでいます。主に副流煙が問題視されていますが、呼出煙を吸い込むのも有害でしょう。
受動喫煙とがんのリスク
ヘビースモーカー配偶者がいる場合、本人が吸わなくても、肺がんで死亡するリスクが約2倍になるというデータもあるようです。さらに複数の研究結果で受動喫煙により、・肺がんのリスク:1.2~1.3倍(20~30%の上昇)
・虚血性心疾患のリスク:1.25~1.3倍(25~30%の上昇)
になるとされています。
がん以外の病気のリスク
受動喫煙のみでも、様々な疾患にかかる可能性がある事が分かってきています。1. 成人の場合
受動喫煙の状態にある人は、そうでない人に比べて、心疾患になるリスクが1.25~1.3倍といわれています。これは心臓発作などを起こす循環器系の悪影響も含みます。
妊婦の場合、周囲の人の喫煙によっても低出生体重児、早産のリスクが上昇します。
2. 乳幼児、小児の場合
受動喫煙になる乳幼児や小児には、以下のような影響が出る可能性があります。
・呼吸器症状(咳・痰など)
・肺の発達の遅れ
・乳児突然死症候群(SIDS)
・急性呼吸器感染症
・耳疾患(中耳炎など)
・より頻回でより重症度の高い、ぜんそく発作
医師からのアドバイス
受動喫煙は、喫煙者以上に健康に悪影響を及ぼすといわれています。禁煙に対する取り組みが医療機関でも行われるにつれ、受動喫煙への意識も高まりつつあります。受動喫煙など、周囲への人々への影響を喫煙者が意識し、禁煙に取り組めるようになるといいですね。(監修:Doctors Me 医師)