「放っておけば治るけれど、上下のまぶたの筋肉がピクピクとひきつるような感じがする」というようなこと、ありませんか?この状態が度々起きでも、放置していて問題はないのでしょうか。
今回は、まぶたがピクピクする場合の原因と対策について、医師に詳しい話を聞いてきました
この筋肉が収縮すると目が閉じます。目を開く筋肉は眼輪筋に対して垂直に走っており、まぶたの縁を上に釣り上げるように働きます。
まぶたがピクピクするときは、眼輪筋がけいれんしているので、まぶたが横にひきつるような感じがあります。
この現象は以下などに起こると考えられます。
・眼瞼ミオキミア
・片側顔面けいれん
鏡を見ると、まぶたがピクピクしているのがわかります。多くは下まぶたに起こり、たいていは左右どちらか片側だけに起こり、まぶたの開け閉めに問題が生じることはありません。
原因ははっきりとは解明されていませんが、眼輪筋に信号を送る神経の問題ではないかといわれています。
ごくまれに脳の病気が原因となっている場合もありますが、主に体全体に疲れが溜まっていたり、目を使いすぎたときに起こる場合が多いようです。
たいてい、症状は数週間以内に自然に治まり、治療は必要ありません。ただし、数カ月以上治まらない場合は「片側顔面けいれん」である可能性もあります。
自分でできる対策としては、まぶたがピクピクしたら体や目の疲れが溜まっていないか確認し、以下のようなことを試してください。
・リラックスできる時間を持つ
・目元を温める
・バランスのとれた食事をとる
・休養を心がける
顔面の筋肉に信号を送っている顔面神経が、何らかの病気(腫瘍や動脈瘤)で圧迫されて異常な信号を発するようになったために起こるとされています。
「片側顔面けいれん」が疑われる場合、MRIやMRAでの検査が必要になります。
症状が強い場合は、抗うつ剤や抗けいれん薬を服用したり、ボツリヌス菌の毒素を顔面に注射したりする治療があります。また、原因となっている動脈瘤などの病変を手術で治療する場合もあります。
・眼瞼けいれんは、けいれんよりも、まぶたの開け閉めが思い通りにいかなくなり、まぶたを開きたいのに閉じた状態で筋肉が固まってしまい、思い通りに開けられないという症状が多くみられる病気です。
そのほかにも目がショボショボしたり、乾いたり、まぶしさを感じたり、など、まぶたとは関係のない症状も現れ、ドライアイや眼精疲労と間違われやすい病気でもあります。
50代以降の女性に多いとされていますが、この病気の原因ははっきりとは分かっていません。
ボツリヌス菌毒素の注射が有効ですが、そのほかにもメガネに特殊な棒を取り付けたようなクラッチメガネを装着することで、まぶたが開けやすくなると言われています。
お子さんに起こる病気であるチック症の一種では、まぶたを素早く開閉するような動きをすることがあり、まぶたがピクピクしているのではないかと思われることがあります。
(監修:Doctors Me 医師)
今回は、まぶたがピクピクする場合の原因と対策について、医師に詳しい話を聞いてきました
まぶたがピクピクするのはなぜ?
まぶたの周りには、眼輪(がんりん)筋という筋肉が、まぶたを取り囲むように丸く走っています。この筋肉が収縮すると目が閉じます。目を開く筋肉は眼輪筋に対して垂直に走っており、まぶたの縁を上に釣り上げるように働きます。
まぶたがピクピクするときは、眼輪筋がけいれんしているので、まぶたが横にひきつるような感じがあります。
この現象は以下などに起こると考えられます。
・眼瞼ミオキミア
・片側顔面けいれん
「眼瞼ミオキミア」の場合
まぶたがピクピクする場合、最も多いのは「眼瞼(がんけん)ミオキミア」と呼ばれる状態で、足がつった時のように、筋肉に異常な興奮が起こった状態です。鏡を見ると、まぶたがピクピクしているのがわかります。多くは下まぶたに起こり、たいていは左右どちらか片側だけに起こり、まぶたの開け閉めに問題が生じることはありません。
原因
原因ははっきりとは解明されていませんが、眼輪筋に信号を送る神経の問題ではないかといわれています。
ごくまれに脳の病気が原因となっている場合もありますが、主に体全体に疲れが溜まっていたり、目を使いすぎたときに起こる場合が多いようです。
治療方法
たいてい、症状は数週間以内に自然に治まり、治療は必要ありません。ただし、数カ月以上治まらない場合は「片側顔面けいれん」である可能性もあります。
対策
自分でできる対策としては、まぶたがピクピクしたら体や目の疲れが溜まっていないか確認し、以下のようなことを試してください。
・リラックスできる時間を持つ
・目元を温める
・バランスのとれた食事をとる
・休養を心がける
「片側顔面けいれん」の場合
これはまぶただけでなく、同じ側の頬や口のまわりまでピクピクするもので、ひどい発作のときは水を飲むことも難しくなり、片側の顔面がひきつったようになります。原因
顔面の筋肉に信号を送っている顔面神経が、何らかの病気(腫瘍や動脈瘤)で圧迫されて異常な信号を発するようになったために起こるとされています。
治療方法
「片側顔面けいれん」が疑われる場合、MRIやMRAでの検査が必要になります。
症状が強い場合は、抗うつ剤や抗けいれん薬を服用したり、ボツリヌス菌の毒素を顔面に注射したりする治療があります。また、原因となっている動脈瘤などの病変を手術で治療する場合もあります。
その他のまぶたの症状
眼瞼けいれん
・眼瞼けいれんは、けいれんよりも、まぶたの開け閉めが思い通りにいかなくなり、まぶたを開きたいのに閉じた状態で筋肉が固まってしまい、思い通りに開けられないという症状が多くみられる病気です。
そのほかにも目がショボショボしたり、乾いたり、まぶしさを感じたり、など、まぶたとは関係のない症状も現れ、ドライアイや眼精疲労と間違われやすい病気でもあります。
50代以降の女性に多いとされていますが、この病気の原因ははっきりとは分かっていません。
ボツリヌス菌毒素の注射が有効ですが、そのほかにもメガネに特殊な棒を取り付けたようなクラッチメガネを装着することで、まぶたが開けやすくなると言われています。
その他
お子さんに起こる病気であるチック症の一種では、まぶたを素早く開閉するような動きをすることがあり、まぶたがピクピクしているのではないかと思われることがあります。
医師からのアドバイス
およそ1カ月以上もピクピクが止まらなかったり、口や頬までピクピクするようであれば、片側顔面けいれんを疑って、一度神経内科や脳外科を受診してみるとよいでしょう。(監修:Doctors Me 医師)