眼瞼けいれんの症状

眼瞼けいれんの初期症状として、以下の3つが挙げられます。
・物を見る時にまぶしさを感じる
・眼が乾く
・瞼の周りの筋肉がピクピクする
これらの症状は、両目の瞼に現れます。特に目が乾く症状は、ドライアイと診断されてしまうこともあります。

症状が進むと、しだいに目が開けにくくなり、瞼が頻繁に下がってきます。さらに、最悪の場合には、完全に瞼が開かなくなり、失明と同じような状態になってしまうこともあります。自然治癒することはあまりなく、進行の度合いも人によって違いがあります。瞼がピクピクしたり、まぶしさを感じたりしたら、早めに専門医の診察を受けることが重要です。

眼瞼けいれんの原因

眼瞼けいれんの原因は、はっきりとは解明されていません。原因として考えられているのは、大脳の一部の機能障害から引き起こされているのではないかという説です。他にも、瞼に関連する病気によって、引き起こされるという説や、別の病気で服用した薬によるものという症例が報告されています。特に薬物性眼瞼けいれんの場合は、坑うつ薬や向精神薬、睡眠導入薬などの影響が考えられます。

また、神経回路の不調によっても発症すると考えられています。心理的なストレスや加齢、遺伝的な要因などが危険因子として挙げられます。眼瞼けいれんは、男性より女性が発症することが多く、40代~50代以上によく見られます。

眼瞼けいれんの治療法

眼瞼けいれんを予防するために大切なのは、日常の生活でストレスをためないことです。栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠、規則正しい生活を送ることで、眼瞼けいれんの予防に効果が期待されます。

また、長時間にわたりテレビやパソコンを見ると眼が疲れてしまうので、適度に休めることも必要です。眼に疲れを感じたら、軽く抑えるマッサージをしたり、蒸しタオルで温めたりするとリラックスできます。