合わないメガネをしていると、こめかみや耳の後ろが痛くなった経験はありませんか?

 

そのままにしていると、頭痛肩こりなども併発してしまう恐れがあるようなので、きちんと自分に合ったメガネを選ぶことが大切です。

 

今回は、自分に合わないメガネのリスクや合うメガネの選び方を、眼科医の岡先生に詳しくお話を伺いました。

 

目次

 

 

メガネをかけなくてはならない視力の基準

視力検査表とメガネ 

メガネをかける基準は個人個人でどのような視力が要求されるかによって異なります。

 

見る時に目を細めてみる、眉間にしわを寄せて見る、良く見えなくて目が疲れるようであればメガネを使用されたほうがいいでしょう。

 

学生

黒板が見えるためには0.6以下になればメガネが必要と言われています。

 

運転時

0.7以上見えるメガネが必要です。

 

仕事

職業によっては1.0以上見えることが条件になっているものもあります。

 

40代以降

遠方は良く見えていても近くが見えにくくなる40代以降は老眼が進みやすくなりますので、新聞が見えにくいなどあれば老眼鏡が必要になります。

 

 

合わないメガネによる体への悪影響

頭痛

 

肩こり・頭痛

合わない眼鏡で見ていると目の調節緊張が続き、そのために肩に力が入りやすくなります。その結果肩こりや頭痛が起きます。

 

めまい・吐き気

眼精疲労からめまい吐き気などをもよおすことがあります。最終的には自律神経のバランスの崩れにもつながります。

 

眼精疲労

合わない眼鏡で見ていると 物を見るピンポイント合わせの筋肉を余分に緊張させるめのため、眼精疲労を起こしやすくなります。その結果目が重たい、疲れる、目を開けているのが辛い、長時間見続けれないなどの症状が出ます。 

 

VDT症候群(Visual Display Terminal syndrome)

VDT症状群は長時間のパソコン作業やスマホ視聴により、眼精疲労だけではなく心身の不調起こす症状ですが、メガネが合わないと発症しやすくなります。

 

 

合わないメガネの特徴

合わないメガネ 

こめかみが痛む・耳が痛い

フレームと顔の横幅のサイズが合わない。フレームの変形・劣化。素材が合わない。

 

鼻が痛い・痕が付く

眼鏡が重い。耳のフィッティングあってない。フレームがゆがんでいる。

 

こめかみがかぶれる・痒い・赤くなる

フレームの素材が合わない。フレームの金属アレルギーがある。

 

メガネがずり落ちてくる

フィッティングが合っていない。

 

メガネの鼻に当たる部分の肌トラブル

鼻バッドの汚れでニキビや吹き出物が出る。

 

霞んで見える

レンズの傷、コーティングの剥がれ

 

視界のぼやけ

顔とレンズの確度・位置が合っていない

 

 

合うメガネの選び方

合うメガネを教える眼科医 

度数

・過矯正(度が強すぎる)になっていないか。

・赤と緑の二重丸をみてもらう検査(レッドグリーン検査)で確認。

 

レンズ・フレーム

・フレームが顔の形に対してバランスが合っているか。

・メガネが耳と鼻で固定されているか。

・レンズと目との距離・位置にずれや問題がないか。

・フレームやレンズの材質に問題ないか。

 

用途別

運転用、パソコン用、読書用など用途に合わせたものを持つ。

 

 

最後に医師から一言

眼科検診 

メガネの度数が強過ぎると、ピントを合わせの筋肉を過剰に使い、疲れ目の原因になりやすいです。

 

一般的には普段の生活では、視力は1.0程度であれば問題なく過ごせることが多いので、強すぎるメガネにならないよう処方してもらいましょう。

 

また、メガネの度数も数年で変化することがありますので、定期的にメガネが合っているか健診を受けましょう。