頭痛ずつう

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様々な症状
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医師監修

頭痛とは

頭痛とは、頭部に痛みを生じている状態を指す言葉です。その中でも表面の外傷や皮膚炎などに由来しないものを言います。
「頭痛」には、かなり多くの症状や原因があります。そのためさまざまな病気によって発症する症状です。脳腫瘍やくも膜下出血など生命の危機に関わる重大な病気によるものだったり、肩こりや二日酔いなど生活習慣によって起こるもの、原因が特定できない頭痛など実にさまざまです。また、偏頭痛や吐き気を催す頭痛、気圧の変化によって起こる頭痛など、頭痛の症状は多岐にわたります。

なお「頭が痛い」という表現は「解決ができない」「心配だ」「悩ましい」という意味もあるため、言っている意味が本当に頭に痛みを抱えているのか比喩なのかは状況に合わせて判断する必要があります。

頭痛の症状

頭痛の症状の具体例


こめかみをおさえる女性
・頭の片側だけが痛む
・こめかみからがんがんと痛む
・首筋から後頭部にかけて痛む
・頭全体に疼痛を感じる
・急激に痛みが生じ、やがて治まる

日常的に頭痛が治まらなく治療も効果がない方は「頭痛もち」と呼ばれることもあります。このように頭痛は症状も患者数もとても多くそのため「とても身近な病気」であり、あるいは病気として本人や周囲の人に認知されないような場合もあります。

頭痛の種類


デスクワーク
頭痛というのは、脳みそは頭蓋骨そのものが痛いわけではなく、太い血管や頭を覆っている筋肉、神経などが痛みを感じています。頭痛が起こる原因は、何らかの原因で血管が拡張し、そのせいで三叉神経が刺激され痛みの物質を分泌します。この物資がさらに血管を拡張させ、頭痛を起こします。この時に起こる頭痛が偏頭痛です。休日など、ストレスから開放された時に血管広がることが多いです。頭痛にはもう1つ種類があります。緊張型頭痛と呼ばれる頭痛です。緊張型頭痛は、首や肩の筋肉が緊張することで起こります。また、この頭痛は精神的ストレスによっても引き起こされたり、長時間同じ姿勢でデスクワークをしている人が引き起こすことがあります。うつ病の患者などに緊張型頭痛が多いです。

頭痛は痛みの出方で「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に大別されます。


  1. 一次性頭痛
    原因が特定されないまま痛みが続く頭痛のこと。
    ・偏頭痛
    ・緊張型頭痛
    ・群発頭痛

  2. 二次性頭痛
    病気が原因で起こる頭痛のこと。
    ・高血圧
    ・脳出血
    ・脳梗塞
    ・くも膜下出血
    ・慢性硬膜下出血
    ・腱鞘炎など 




一次性頭痛の種類
























頭痛の種類 主な特徴
1.偏頭痛 拍動性の痛みが頭の片側を中心に起こる頭痛です。痛みが発症する前兆として閃輝暗点という前触れがあり、視界にきらきらと光るものが見える場合もあります。偏頭痛は痛みを頭部の片側に発生させる頭痛ですが、時には両側や後頭部にも痛みを感じさせることもあります。痛みは歩行や姿勢の変化といった小さな動きで強くなるため、一度、頭痛を引き起こすと起き上がれずに寝込んでしまう発症者も少なくありません。応急処置として、頭部を冷やし安静にすることが痛みの軽減に繋がりますが、日頃の生活習慣を心掛けることが予防に効果的です。

症状…脈を打つようにズキズキと強く痛む・片側に限らず両側に痛みが伴うケースもあります。また、発症中は光や音、匂いに敏感になるため吐き気や目眩、神経過敏といった状態を伴うケースも確認されています。
原因…ストレスや疲労が原因になることが多く、また、偏頭痛を引き起こす女性が男性の4倍にも上ることから女性ホルモンとの関係と影響も発症の理由として挙げられています。その他にも血管の急激な拡張によって起こる炎症も原因のひとつであり、入浴や飲酒といった行為で痛みが誘発されるケースも存在しています。
頻度…月2〜3回突然起こる
2.緊張型頭痛 長時間同じ姿勢でいることで血行が悪くなり、頭全体が締め付けられるような頭重感と頭部両側が痛む頭痛です。一時性頭痛の中で最も多くみられる頭痛です。痛みは長時間続きます。多くの場合、肩こりや首のこりを伴います。頭全体が締め付けられるように痛み、頭重感があり、後頭部から首筋にかけての頭の両側もズキズキと痛みます。

症状…後頭部から首筋にかけてギューッと圧迫されるような痛みをもち、時には目眩やふらつき、体のだるさといった異変も伴います。痛みの対処法は、首や肩のこりを解し柔軟性を高め、気分転換を行うことが効果的ですが、日常生活での様々なトラブルを避けることを予防として心掛けましょう。
原因…身体的ストレスと精神的ストレスが重なったことが原因と考えられています。そのため、長時間のデスクワークや運動不足、仕事間や人間関係でのトラブルによって筋肉が緊張し血流が悪くなった場合に症状があらわれるケースも少なくありません。筋肉の強張りにより体に老廃物が溜まりやすくなり、それが周囲の神経を刺激して頭痛に繋がってしまうのです。
頻度…ほぼ毎日持続的に起こる
3.群発頭痛 左右片側に激しい頭痛発作が起こる、別名「自殺頭痛」とも呼ばれる頭痛です。この頭痛の原因は目の後ろにある頸動脈の血管が拡張して炎症を引き起こしていることや、脳内の視床下部が活発になったことから痛みが発生していると考えられていますが、まだまだ謎の多い頭痛でもあります。また、偏頭痛とは異なり、頭痛が抱える男性が女性に比べて7倍も多いことも特徴のひとつです。個人での応急処置が難しい深刻な頭痛のため、1人で抱え込まずに医師と相談して、頭痛との付き合い方を見つけるようにしましょう。


症状…痛みは目の周りから後頭部にかけて広がり、目の奥にはキリで突き刺されるような痛みが起こります。また、痛みの他にも流涙や結膜充血、鼻水や鼻詰まり、発汗や縮瞳、散瞳といった症状があらわれます。
原因…目の後ろの内頸動脈に炎症が発生するため(炎症の原因は不明)
頻度…この頭痛は強烈な痛みがあらわれる群発期があり、頭痛が発生すると約1ヶ月から2ヶ月にかけて続き、毎日同じ時刻に頭痛が発生します。群発期が過ぎれば症状は治まりますが、半年から3年としばらくの時間が経過した頃に、再び痛みを引き起こします。その他にもアルコールをトリガーとして発症する場合があり、飲酒してから1時間後に痛みが誘発するケースも確認されています。



●首の付け根のこりを伴う頭痛
首がこる
目の奥の痛みや首周辺の凝りを伴う頭痛は、主に「緊張型頭痛」の症状として挙げられます。この症状は、原因としては身体的ストレスによるところが大きく、同じ姿勢のままでいる事で目や首の疲れが起こり、視神経の緊張で後頭部の痛みや首のこりが起こります。こうした身体的ストレスで引き起こされる痛みへの対処法に、一時的ではありますがツボ刺激による疲労回復方法があります。
>頭痛のとき知っておきたいツボを参照
まず試して頂きたいツボは、「合谷(ごうこく)」「天柱(てんちゅう)」です。また、。眉間の中心に位置するツボ「印堂(いんどう)」もおすすめです。頭全体の痛みに対して効き、眼精疲労を軽減するのにも効果的です。この3つのツボを覚えて、3~5分程ツボ押しを行なうと、痛み軽減が期待できます。

●男性特有の頭痛の原因
頭痛の男性
目の奥が掻きむしられる様な痛みを伴う、男性に多い頭痛があります。これは20代男性から40代男性に多い「群発頭痛」です。頭部の片側に頭痛を感じたり、鼻づまり、目の充血が起きたりします。季節の変わり目などの決まった期間に毎日の様に頭痛を感じ、耐え切れない程の痛みが全身に走ります。一度頭痛が治まっても、年月が経つとまた再発する事があります。原因の1つして考えられるのは、頭部の血管の拡張です。そのため、血管を拡張する、お酒、喫煙には注意が必要です。お酒で決まって症状が出る人は、飲酒後1時間位に発生する事が多いようです。発生する時期以外であれば、飲酒も喫煙も楽しめます。決まってこの頭痛が発生する期間内は、症状が出やすい生活習慣を控えて過ごすといいでしょう。

二次性頭痛


病気が原因で起こる頭痛で、高血圧、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、慢性硬膜下出血、腱鞘炎などが挙げられます。二次性頭痛の特徴は、異常な痛みを感じることです。例えば緊張型頭痛に悩まされている人が起床時に頭痛を感じた場合、それは脳出血によるものかもしれません。またズキンズキンとした痛みだけではなく、高熱がある場合、腱鞘炎や脳炎などウイルスが原因である可能性もあります。一方、これまでに経験したことがない激しい痛みとともに手足に力が入らなくなる、どちらかの手足または半身が痺れる、ろれつが回らなくなる、片側の眼が見えなくなるといった症状を伴っている場合、脳梗塞が原因かもしれません。さらに頭が割れるのではと思うほどのガーンとした痛みと同時に吐き気、嘔吐、意識の低下などの症状がある場合、くも膜下出血であることが疑われます。従って「このような痛みは感じたことがない」とか「何かいつもとは違う」と感じた場合、早急に医療機関を受診する必要があります。なお、慢性硬膜下出血とは頭に何らかの衝撃を受け、硬膜とくも膜の間で出血し、たまった血が脳を圧迫することで起こる頭痛です。痛みはひどくないので緊張型頭痛と紛らわしいのですが、意識障害や失禁といった症状が見られることもあり、認知症と間違われることもあります。


眠気やだるさを伴う頭痛


睡眠不足の女性
睡眠不足などから頭痛になることはよくありますが、それに併発して慢性的な眠気や体のだるさがあった場合、注意が必要になります。体のだるさや眠気は、体が充分に休息とれていない証拠ですが、精神的な疲れのせいで体が休みたくても休めないという状況におちいることがあります。

人間の活動時と休息時に働く自律神経は、交感神経と副交感神経のふたつで成り立っています。しかし、ストレスなどがたまると自律神経が乱れ、体の休息や睡眠時に働く副交感神経が機能せず不眠の症状が出ます。自律神経が乱れて充分な休息がとれていないと、血行不良などの症状も出て眠気、体のだるさだけでなく、頭痛や肩こり、食欲不振などの症状も併発します。解決策としては、ストレスを上手に発散して生活を規則正しく改善することが大事です。

あくびと眠気を伴う頭痛


あくび
ただの頭痛ではなく、それに伴って生あくびや眠気が止まらなくなった場合は、「片頭痛」という可能性があります。片頭痛を患っている人は月に1〜2回激しい痛みが頭を襲い、多い人は週に1回ほどそのような症状が起きます。頭痛だけでなく生あくびが多発し、日常生活で急に睡魔に襲われてしまうこともあり、ひどい症状の場合は、日常生活にも支障をきたし、さらに吐き気などの症状が出ます。原因のひとつにストレスなどにより自律神経が乱れてしまうことが挙げられます。体が起きてる時の活動時と休息時の切り替えができなくなっているため、体に異変が起きます。自律神経が乱れると血行不良も起き、体中の血のめぐりが悪くなり、頭にまで血液が行かなくなり頭痛が発生してしまうのです。ストレスを解消しきちんと休息ができる規則正しい生活を心がけるか、専門の医師に相談することが解消策です。


下痢や胃痛を伴う頭痛


腹痛
下痢や胃痛を伴う頭痛には、自律神経失調である可能性があります。自律神経は、交感神経と副交換神経のバランスによって保たれているものです。このバランスが崩れると、身体のあちこちに不具合が生じてしまうことがあります。人によってその症状は様々ですが、下痢や胃痛を伴う頭痛などが起こることがあるのです。状態が酷くなるとストレスが溜まったり、不眠症になったり、感情の起伏が激しくなったりします。自律神経失調は初期の症状であれば、生活習慣を良くすれば改善される場合もあります。栄養バランスの良い食事をとったり、しっかりと睡眠時間をとったり、ストレス解消を行うと良いでしょう。日光を浴びて散歩をするのも身体に良いことです。ただ、あまりに症状が重たい場合は病院に通いましょう。


下痢と筋肉痛を伴う頭痛


トイレに駆け込む男性
カンピロバクターによる食中毒の場合、初期に頭痛や悪寒、筋肉痛など、風邪に似た症状が現れることがあります。潜伏期間は2日から7日で主な症状は腹痛と下痢、発熱です。原因となる食べ物は鶏肉やレバ刺しで、特に鶏肉で食中毒になることが多いので、しっかりと火を通して殺菌しましょう。発病後は1週間もすれば自然に回復しますが、数週間後にギラン・バレー症候群を発症することがまれにあります。これは手足や顔面が麻痺したり、呼吸困難に陥ったりという症状が出ます。また、ノロウイルスによる食中毒かつ感染症の症状は個人差があるので、下痢と筋肉痛、頭痛を伴う場合もあります。検査しても肉体に何も異常がない場合は、自律神経失調症の可能性も考えられるでしょう。

右耳の後ろが痛くなる頭痛とは


頭をおさえる女性
耳の後ろがピリッと電気が走ったような痛みは、後頭神経痛の恐れがあります。耳の後ろの皮膚、側頭部、後頭部から頭頂部に分布する神経をまとめて後頭神経と呼び、その部分に数秒間ピリッとした痛みが走るのが後頭神経痛です。痛むのは数秒間で次に痛むまでに間隔があることが神経痛の特徴です。断続的な痛みなら別の病気を疑ってください。後頭神経痛の痛みは強く、夜間眠れないこともあります。この痛みを抑えたいと思うかもしれませんが、重要なのは何が原因なのかということです。痛みだけが起こることはなく、腫瘍など神経を刺激する原因があります。原因を取り除かないと別の病気に発展するかもしれません。鎮痛剤などで痛みを抑えるだけではなく、病院で診察してもらってください。

右側の表面が痛くなる頭痛


右側の表面だけに頭痛が現れている場合、右側と言っても頭頂部か前頭部か後頭部かによって考えられる原因は変わってきます。頭頂部が痛む場合に原因として考えられるのは慢性副鼻腔炎などです。慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が慢性的に発生することで、鼻水が止まらない、鼻がつまり鼻での呼吸が難しい場合には、慢性副鼻腔炎が疑われます。鼻腔の症状以外にも、頭頂部の痛みを自覚することがあります。前頭部の右側が痛む場合は、緊張性頭痛や偏頭痛、群発頭痛の可能性が考えられます。これらの頭痛はストレスが主な原因となっている場合が多いです。後頭部の右側が痛むという方は後頭神経痛の可能性が考えられます。

めまいを伴う頭痛


めまい
めまいを伴う頭痛は、「片頭痛関連性めまい」とする表現が用いられるほど、偏頭痛と密接な関連性が認められており、めまい患者の約40%に片頭痛があり、反対に片頭痛患者がめまいを感じるのは約20%と、どちらも高い結果となっています。片頭痛はよく耳にする病名ですが、そのメカニズムについては、原因は不明で、定義もはっきり定まっていません。しかし、国際頭痛委員会の診断基準の参考項目に、
・5回以上反復する
・4~72時間持続
・片側性
そのほか、ズキズキと拍動する強い痛み、歩行などの日常動作で悪化する、吐き気や嘔吐を伴う、光や音に過敏、めまいがある、などの片頭痛の診断基準が定められています。つらい頭痛やめまいなどは、まず医師に相談して、自分自身の体調を管理することが大切です。

手のしびれと吐き気を伴う頭痛


手のしびれ
重篤な病気が隠されている頭痛には症状として、強烈な痛み、吐き気、手足のしびれや麻痺などが挙げられます。このような症状が起こった場合に考えられる病気は、
脳梗塞
脳腫瘍
くも膜下出血
などです。一刻を争う重篤な症状であり、命にかかわる状態であるので、このような症状があらわれた場合は、早急に処置を行う必要があります。

発熱と吐き気を伴う頭痛


吐き気
発熱や吐き気を伴う頭痛の原因となる疾患には、多くの種類が考えられます。
・肩こりや偏頭痛による緊張型頭痛に風邪が伴うと、発熱や吐き気が加わります。
・急性副鼻腔炎が生じた時も、鼻水や鼻づまりと同時に、頭痛や吐き気、人によっては熱が出ることがあります。
・冬季にリスクが高まるウイルス性胃腸炎感染にも発熱、吐き気、頭痛が生じます。
・症状がどんどん悪化していく場合などは、髄膜炎の恐れがあります。
髄膜炎が悪化すると意識障害やけいれんなどを引き起こして重篤化するため、早めに医師への相談が必要です。発熱、吐き気を伴う頭痛は様々な疾患の可能性が考えられるので、自己判断をせずに迅速な検査が大切です。

腰痛と寒気を伴う頭痛


腰痛
腰痛と寒気を伴う頭痛が起こった場合は、体が何らかのウイルスに感染してしまったか、体内で何らかの炎症を起こしていることが考えられます。考えられる病気としては、
インフルエンザ
高熱を伴う風邪
腎盂腎炎(じんうじんえん)
などです。インフルエンザでは、発熱の前に寒気と関節痛、場合によっては腰痛があらわれ、熱が高くなるに伴い、頭痛が激しくなってきます。インフルエンザの場合の寒気は全身がゾクゾクするような強い寒気で、頭痛や腰痛だけでなく、やがて全身の筋肉痛へと痛みが広がっていきます。また、腎盂腎炎にかかっている場合でも高熱が出るので、発熱の前に強い寒気を感じることがよくあります。激しい腰痛を主症状とし、発熱により頭痛をきたすこともあるので、症状が出た場合にはこうした病気の可能性を疑ってみることが必要です。

鼻水を伴う頭痛


鼻水と頭痛が起こる場合、いくつかの病態が考えられます。
・副鼻腔炎
副鼻腔は鼻の奥にある骨で囲まれた空洞で、頬の裏・上の歯の裏側にある上顎洞や、額の裏にある前額洞があります。このスペースは虫歯や鼻炎があると炎症が波及して分泌液や膿が貯まりやすい構造をしており、副鼻腔炎となります。
慢性的な副鼻腔炎を蓄膿と言います。分泌液や膿がたまると鼻水も多くなりますが、同時に頭痛が生じます。鋭い痛みというよりは鈍い痛みであり、左右どちらかだけの場合もあれば両側のこともあります。炎症がある副鼻腔の上をトントンと指で叩くと、ズンズンと響くような感じがあります。レントゲンやCTで副鼻腔を撮影すると、本来は空洞が移るはずのところに膿が貯まって見えることで診断されます。

他に、インフルエンザや風邪で鼻水が出ており、同時にウイルス感染に対する体の反応として発熱や頭痛が起こることもあります。花粉症などのアレルギー反応が起こっているときも、鼻水と頭痛が同時に起こることがあります。また、原因が何であっても、鼻水のために鼻の通りが悪く鼻づまりになっているだけでも、口呼吸になって酸素が取り込みにくくなり、酸欠状態から頭痛やふらつきが起こることがあります。

風邪の引き始めに起こる頭痛


風邪を引いた娘と看病する母親
風邪のサインの1つに、頭痛があります。風邪は、鼻や喉の粘膜からウイルスや細菌が感染することで発症し、ウイルスや細菌を排除するため、咳や鼻水が出るほか、免疫細胞を増加させようとする働きが体内で起こります。免疫細胞である白血球を増加させて活性化を促すためには、血液の循環が必要になります。血管が拡張する際、血管が周囲の神経を刺激して頭痛が生じます。対策としては、膨張した血管を収縮させることが効果的です。頭の痛む部分を冷やしたり、圧迫したりすると良いでしょう。また、もとから偏頭痛を持っている場合は、風邪により自律神経が乱れ頭痛が生じていることがあります。その時は、マッサージなどで血行を促進すると効果的です。

朝から首の痛みを伴う頭痛


ベットで頭を抱える男性
緊張型頭痛はストレスや肩こり、冷えなどによって血流の流れが悪くなり、老廃物が血管にたまり、脳に十分に酸素が行き渡らず痛みとして発症します。朝の首の痛み原因は枕が合っていないことや、寝違えて肩こりを起こしている人が多く、緊張型頭痛を発症する人が増えています。頭痛の対策としては、寝返りが打てるよう枕の高さを調整することや、肩こりをなくすために、肩周辺を十分に温めましょう。

事故の後遺症による頭痛


むち打ちになった男性
交通事故の後遺症で頭痛を発症することがあります。原因は、事故の衝撃による首の骨のずれや軟骨の損傷、骨周辺の筋肉や靭帯の損傷によるもので、いわゆる「むち打ち症」と呼ばれるものです。頭痛の他に吐き気や目眩を伴うこともあります。事故直後は何ともなくても、しばらくしてから症状がでるケースも多いため、注意が必要です。また、頭痛が治まったと思っても、しばらくすると再発するケースもあります。事故に遭った場合は自己判断せずに、病院で検査を受けるようにしましょう。事故直後の頭痛には、患部の首を固定して冷やし、安静に過ごします。痛みが引いた後は骨のずれや歪みをマッサージや牽引などで正しい位置に整え、損傷して硬くなった筋肉をマッサージや加熱治療によってほぐすのが一般的です。

飲酒が原因の頭痛


お酒が入ったジョッキを持つ女性
お酒で頭が痛くなるのには、アルコールを受けつけにくい体質の場合と、大量に飲むことによって起こる二日酔いと言われる場合の、2パターンがあります。まず、お酒を飲むと痛くなる人は、体が早くアルコールを体外にだそうとしているために起こる痛みです。アルコールを体外に出すために血管が拡張し血の流れを活発にしますが、拡張した血管が神経を圧迫するので頭痛が起こります。二日酔いによる頭痛は、お酒の分解に関係のあるアセトアルデヒドに原因があります。大量にお酒を飲むとアセトアルデヒドが過剰に分泌され、体内に残ってしまったアセトアルデヒドを体外に出すために血管が拡張して頭痛が起こってしまいます。二日酔いにならないよう、酒量はコントロールしましょう。

頭痛の原因

頭を抱えるサラリーマン
頭痛の主な原因は、脳内の血管を流れる血流に関係していると考えられています。痛みを感じる部位は骨膜や血管、頭皮、脳神経などで、それを頭痛として感じます。血流や血圧をコントロールしている自律神経はストレスの影響を受けますが、ストレスなどで自律神経である交感神経が優位になると、血管は収縮して一気に血圧が高くなります。それだけでも血管に負担がかかりますが、その収縮した脳の血管が、その後急激に拡張し、心臓の拍動に合わせて周囲の神経や組織を過度に圧迫して頭痛が引き起こされます。

また、拡張した血管が、脳内の三叉神経を刺激すると、三叉神経から神経ペプチドという物質が放出されます。このペプチドがさらに血管を拡張させ、周囲の組織を圧迫し、痛みや炎症の原因となります。三叉神経は脳内で最も大きな感覚神経であり、脳を支配しているので、この三叉神経が損傷を起こすと大きな痛みを生じます。さらに、セロトニンの放出が過剰になった場合も血管が拡張し、同様の症状が生じます。

高齢者の初発頭痛は脳出血の可能性があります。持続的な頭痛は、進行中の髄膜炎や脳腫瘍である場合もあります。脳腫瘍の場合は、脳内の痛覚感受組織が圧迫されたことが原因で、頭痛を起こします。今までにない激しい頭痛の場合は、くも膜下出血や脳溢血など重篤な疾患の症状であることもあり、早めに受診することが必要でしょう。

日常生活で起こりうる頭痛の原因


目をおさえるキャリアウーマン
・肩こりや目の使いすぎ
・デスクワークで長時間同じ姿勢を続けること
・精神的なストレスや慢性疲労
・アルコールの多飲

肩こりの場合、神経の緊張によって血管が圧迫されることで起こるのでやはり血流と関連しています。血管の拡張は睡眠不足やホルモンバランスの崩れから起きると考えられていますが、はっきりとした結論は出ていません。

締め付けるような頭痛の正体


脳出血や髄膜炎など、画像検査などで明らかに原因が分かるような頭痛を器質的頭痛と呼びます。
それに対し、レントゲンなどを撮影しても特にここに異常があるとは指摘できない頭痛を機能性頭痛と呼びます。
機能性頭痛の代表例が偏頭痛(片頭痛)、筋緊張性頭痛、群発頭痛であり、それぞれに痛みの特徴があります。筋緊張性頭痛は緊張性頭痛、緊張型頭痛とも呼ばれます。鉢巻で頭の周りをぎゅーっと締め付けられるような痛みで、ズキズキとかドクドクと脈打つことはありません。たいてい頭の両側が痛くなり、首や肩まで凝っているように感じます。

原因としては、頭皮から首、肩、背中にかけての筋肉のこわばりや血流低下が考えられています。精神的・身体的ストレスによっても起こりやすくなるとされています。対策としては、無理な姿勢でパソコン作業や勉強をしていないか、椅子や机の高さは合っているか、運転を長時間される方の場合は座席の高さやハンドルとの距離は適切かなど、作業環境を見直します。また眼精疲労があると頭痛が強くなることもあり、メガネやコンタクトレンズの度が適切かどうかも見直してみましょう。長時間同じ姿勢で作業をする際には1時間に1回は休憩を取り、ストレッチやマッサージで首・肩をほぐすようにします。暖かいおしぼりを首や肩に乗せて温めたり、入浴で筋肉の血流を改善するのも効果的です。

ストレスが頭痛に関与


イライラする女性
頭痛の原因は大きく分けて、一次性頭痛と呼ばれる特に原因なく繰り返し起こる頭痛と、二次性頭痛と呼ばれる何らかの病気が原因としてあって、その症状として現れる頭痛の二つに分けられます。
一次性頭痛としては、緊張型頭痛、偏頭痛、群発頭痛などが知られ、二次性頭痛の原因となりうる病気としては様々なものがありますが、大きなものとしては脳腫瘍や何らかの細菌・ウイルス感染、それからくも膜下出血などもよく知られています。
頭痛の原因の「ほとんど」がストレスである、というと少し言い過ぎのように感じられますが、ストレスが頭痛に関与していることは、特に緊張型頭痛などでは確かに多いようです。

飲酒が頭痛の原因になるケース


酔い潰れる男性
飲酒が頭痛の原因になるケースもあります。特に、お酒が弱い方や、体調不良の時に無理して飲酒したりすると、アルコールを少しでも早く体外に排出するために、血液の流れを活発にしようとして血管が拡張し、この血管が神経を圧迫してしまうことによって頭痛が生じると考えられています。また、飲んだ翌日などに二日酔いで頭痛が生じる場合は、お酒を分解したときに生じるとアルデヒドと呼ばれる物質が頭痛を引き起こすと考えられています。

食べ物が原因となるケース


コーヒー
食べ物に含まれる成分が、特に頭痛の一種である偏頭痛を起こすトリガーになる可能性も考えられています。
血管を拡張させる食べ物や、血管を反対に収縮させる働きのある食べ物、いずれも偏頭痛持ちの方は食べすぎないように気を付けたほうが良いと思われます。
例えば、チョコレートやコーヒーに含まれるカフェインは、血管収縮を引き起こす物質としてよく知られていますし、いわゆる化学調味料に含まれるグルタミン酸ナトリウムにも血管収縮作用があります。また、トラミンと呼ばれる物質は血管収縮作用があり、チーズやチョコレートなどに含まれることが知られています。

低体温による寒気と頭痛の関係


寒がるOL
低体温になると血液がスムーズに流れなくなり、脳に酸素や栄養が十分に届けられなくなってしまいます。そのため脳が貧血状態になり頭痛が引き起こされます。普通の人は体の中心部の温度は37℃程度に保たれており、中心から離れた手足の温度はそれより低くなっています。しかし、寒い環境におかれ、極端に体が冷やされていくと、この頭や胴体中心部さえも温度が低くなってしまい、危険な状態になります。この状況を回避しようとして体はふるえを起こし、中心部の温度を保つため熱を発生させようとします。このような体のメカニズムによって寒気が起こります。低体温による寒気と頭痛は主に外的要因から体温が奪われてしまうことで生じるため、保温に優れた衣類を選ぶなどの対策が有効です。

妊娠の初期症状としての頭痛


月経前の時期に頭痛を経験される方は多くおられます。妊娠すると、初期の間は月経前と似たホルモン状態が継続します。したがって、妊娠超初期には月経前と似た症状が現れます。その一つが頭痛です。
排卵が起こると一時的にエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少が起こります。エストロゲンの減少は脳内物質セロトニンの減少を招き、脳内血管の拡張から頭痛につながります。また排卵後はプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加が起こりますが、このホルモンは体内に水分を貯留させる働きがあり、むくみを生じることになります。脳内にもむくみが生じ、頭痛の原因となるとされています。

妊娠初期の頭痛は偏頭痛(片頭痛)と似ており、ズキズキ・ドクドクと脈打つような頭痛のことが多いです。動いたり入浴で血流が増えるとひどくなったり、吐き気やおう吐を伴うこともあるという特徴があります。こういった頭痛は、妊娠16~20週ごろ、ちょうどつわりが終わり安定期に入ろうという時期にも起こることがあり、ちょうどこのころにhCGが低下に向かうことから、やはりホルモン状態の変化を反映して頭痛が起こっていると考えられています。
また、妊娠期間を通して、自律神経の乱れや、体調の変化に伴う疲れ、ストレスにより、筋緊張性頭痛も起こりやすくなります。この頭痛では脈打つというよりはずっと鉢巻で締め付けられているような頭痛や、首・肩の凝りが生じます。

ただ、頭痛は妊娠とは無関係に起こることがある一般的な症状ですし、妊娠したから必ず頭痛があるというわけでもありません。「頭痛があるから妊娠している」「頭痛がないから妊娠していない」「妊娠していたらこういった性質の頭痛が必ず起こる」「こういった性質の頭痛だから妊娠の可能性が高まる」というような判断は不可能です。


Doctors Me体験談から


突然起こった原因不明の頭痛と吐き気



それは突然起こりました。夕飯が終わり、テレビを見ながらくつろいでいたころ、急に後頭部を締め付けられるような激しい頭痛と胃袋が引っくり返るようなむかつきに襲われました。特に頭痛が酷く座っている事もままならない痛みだったため、そのままソファーに横になったとき、胸の辺りに酸っぱいものが上がりそのまま激しく嘔吐してしまいました。一度吐くと激しい吐き気は治まり、とにかく頭の痛みを止めたかった私は鎮痛剤を飲んで安静にし、翌日原因は何なのかを調べに病院へ行き、検査を受けました。吐き気はもちろん頭の痛みからきたものだと言われましたが、肝心の痛みの原因がわからずじまいです。
考えられるものとしてスマホやテレビを長時間見続けることによる眼精疲労でした。確かに日頃スマホやテレビを見る機会が多く、疲れ目にも悩まされていたので、それからは画面を見る時間を減らして目を休ませるようにしたところ、吐き気を伴うような頭痛はなくなりました。
脳の疾患以外にも激しい痛みを引き起こす原因は身近なところにあるのだと教えられました。





Doctors Me体験談から


頭痛の吐き気の原因としては



頭痛の吐き気の原因としては、なんといっても、肩こりであることがあります。私はそうであったことがあり、それでとても苦労したので、今では色々と対策をしています。
肩こりがあまりにもひどくなりますとそれが頭痛になり、そして、吐き気まで併発するわけです。命には影響がないですが、とにかく生活に意外と支障が出てくることがありますから、それは早く解消したかったのです。
そのときに、やったのがまずは運動です。とにかく肩こりというのは、かなり運動不足が原因であることが多いらしいので、それを実行したわけです。ちなみにこれがかなり効果があり、今ではかなり解消されています。
そもそも頭痛の原因が肩こりであったのか、ということすら最初は不安だったのですが、今ではそうであると確信できます。そのくらい、肩こりが解消しただけで吐き気などがなくなったわけです。ですから、これからもしっかりと肩こりを溜めないように運動をしていきます。


頭痛の予防/治療法

睡眠する女性

予防


頭痛の予防には「生活環境を見直すこと」が最初のアプローチです。
睡眠時間の確保で疲労を溜め込まない、忙しい方は仕事の合間にほんの10分ほど目を閉じているだけでも効果があります。そして休日普段より長く寝ることは避けましょう。睡眠時間のバランスを崩すことは体の負担になり、いっそう頭痛を強くします。

あるいは神経を落ち着かせる、血流を改善するなども重要です。
★血流を良くする方法
入浴する女性
・入浴の時、シャワーのみという方は、浴槽にしっかり浸かる習慣に変える
・蒸しタオルを首に当てる
・軽い運動を習慣にする
デスクワークが日常の方は、こまめに肩を回したりブルーライト対応メガネなどを使い、眼精疲労の軽減を意識しましょう。

また食生活について、チョコレート、ワインやチーズ、ナッツ類やハム、ベーコン等は頭痛を起こしうる成分を含有していると考えられています。日常的に食事に取り入れている方は摂取量を減らしましょう。

治療法


のびをする女性
原因は多肢に渡りますが、代表的な頭痛は3種類あります。頭痛の種類にあった適切な治療を施しましょう。

① 身体的ストレスや精神的ストレスによって引き起こされる緊張型頭痛
長時間のデスクワークや対人トラブルから血流が乱れ筋肉が緊張し、頭が締めつけられたような鈍い痛みをおこす頭痛です。悪化すると眩暈や肩こりを伴い、慢性化する恐れもあります。
<<解消法>>筋肉の緊張を体を動かすことでほぐします。軽いストレッチを取り入れるのもいいでしょう。また、ホットタオルで顔を温めたり、湯船に浸かって首筋から肩にかけてほぐすようにすると効果的です。

② 頭部の血管の広がりと炎症から引き起こされる片頭痛
ずきんずきんと血管が脈打つような強い痛みがあり、女性に多く見られるのが特徴です。この頭痛は発作的な頻度で発生し、その痛みから寝込んでしまうほど強烈です。したがって片頭痛を感じたら、無理をせず横になり安静にしましょう。
<<解消法>>血管を広げてしまうと炎症を悪化させるので血流を抑制する方法を取ります。こめかみを冷やしたり、指先で頭を押さえるなどして症状を和らげましょう。

③ 内頚動脈の広がりにより炎症がおこり引き起こされる群発頭痛
この頭痛は発症数は稀ですが中でも男性に多く見られ、目が抉られるような激しい痛みをもち、一度痛みはじめるとひと月以上かけて毎日症状があらわれる恐ろしい頭痛です。発症には生活習慣や体内時計との関係があると考えられていますが、炎症が起こる原因は解明されていません。そのため頭痛を感じた場合は激しい痛みを伴うこともあるので、すぐに専門医へ受診しましょう。そして生活リズムを整えて予防を心がけましょう。

医師
ただ、治療を施しても重い痛みが長期間続く場合は、我慢することなく医師に相談しましょう。他にも突如として金づちで激しく頭部を殴られたような頭痛を感じた際は、膜下出血の恐れもあるので早急に病院に向かいます。頭痛の治療には医師などに相談し、適切な処置を施すことが大切です。また、市販の頭痛薬には様々な鎮痛成分が含まれていますが、副作用が少なかったり、胃に優しいものや胃を荒らしやすいもの、様々な痛みに効いて効果が強いといったものもあります。ただ、強い鎮痛効果があるものはそれだけ副作用が強く出る傾向もあるので、年齢や体質、症状にあったものを選ばねばなりません。市販薬だと医師の診断なしに使用することになる為、説明書に書かれている用法や用量をきちんと守ることが大事です。

慢性的な頭痛に効く食べ物


慢性頭痛は片頭痛や緊張性頭痛などを含む慢性的な頭痛の総称であり、食べ物との関連が深いとされています。マグネシウム、トリプトファン、ビタミンB群(特にビタミンB2)、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カリウム不足は慢性頭痛の原因となる可能性があります。ミネラルの一種であるマグネシウムは血液循環を整える作用があります。トリプトファンはセロトニンの原料であり、セロトニンが不足することによって血管収縮をおこします。ビタミンB群はミトコンドリアの働きをよくします。他のビタミンは抗酸化作用に優れており、体内物質を酸化させてしまう活性酵素の毒素を消す作用があります。カリウムは塩分を排出する作用があります。

マグネシウム補うには大豆食品、ゴマやアーモンドなどのナッツ類、ヒジキなどの海藻類、緑黄色野菜などを摂取すると良いです。
ビタミンB2を補うには納豆、レバー、ウナギ、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、ホウレンソウなどの葉菜類などを摂取すると良いです。
また、オメガ脂肪酸を含む食べ物もいいとされていて、サーモンやイワシなど魚の脂にはオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
食用油に含まれているオメガ6脂肪酸と一緒に摂取することでより抗炎症効果が高まると言われています。

子どもが頭痛と腹痛、吐き気を訴えてきた際の対処法


こどもが頭痛を訴えた場合には、吐き気を伴うことがあります。子供が頭痛を訴えてきても、熱や吐き気がなければ「精神的なもの」「すぐによくなるだろう」と、マイルドな症状と考えることもあります。
実際に子供の頭痛はその痛みの強さは、子供の訴える言葉のテンションと異なることが多いです。このため、まずは子供の「頭が痛い」という訴えを認めてあげてください。
ズキズキする、吐き気が強い、目が回るなどの偏頭痛が考えられる場合には、暗く静かな部屋で横にさせて安静にします。
痛む箇所を冷却ジェルなどで冷やしてあげます。スマートフォンやゲームのし過ぎなど、後頭部を中心とした、締め付けられる緊張型頭痛が考えられる場合はには冷やすと逆効果であることがあります。蒸しタオルなどで痛む部分を温めるとよいでしょう。

頭痛がつらい場合には、解熱鎮痛薬を内服させることをおすすめします。その後、小児科を受診して、頭痛の原因になる状況を判断していただいてください。片頭痛や緊張型頭痛が繰り返されるのであれば、小児神経科や神経内科などの専門医を紹介してもらってください。


どのような頭痛の場合、病院に行くべきでしょうか?


まず、急いで病院に行かなければならないケースがある頭痛は二次性頭痛の場合に多くみられます。
・クモ膜下出血
クモ膜下出血の一般的な症状としては「バットで殴られたような頭痛」「いままでに感じたことのない激しい頭痛」が「突然」発生します。
また同時に嘔吐、吐き気、意識消失を伴うこともあります。このような頭痛が発生した場合には速やかに医療機関を受診する必要があります。救急車をよぶなどしてすぐに病院にいってください。

また一次性頭痛のうちの片頭痛の場合、「ずきずき脈打つような痛み」が特徴です。痛みは片側のみのことも、両側のこともあります。
また頭痛がおこる前に目の前にきらきらしたものがみえることがあり、これを「閃輝暗点」と言います。これらの症状がみられたら早目に受診するとよいでしょう。

群発頭痛の場合の症状は「目の奥がえぐられるような痛み」「針でさされたような鋭い痛み」が出現することが特徴です。痛みが強すぎて我慢ができない程度であることも多く、早目に受診したほうがよいでしょう。このように一次性頭痛の場合は緊急受診が必要なわけではありませんが、病院で処方薬をもらうと症状が軽減されますので、早目に受診したほうがいいです。


医師から「目の奥が痛くなる」症状について


①目の奥が痛くなる症状

目の奥が痛い頭痛の原因としては、様々なものが考えられます。例えば、眼精疲労やドライアイ、緑内障などの眼科的疾患が原因である可能性もありますし、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)や三叉神経痛、群発頭痛が原因であることもあります。また、確率は高くありませんが、脳腫瘍や脳動脈瘤も原因となっていることがあります。目の奥の頭痛を繰り返していたり、長く続いているようなら、ぜひとも原因の究明が必要です。例えば緑内障であれば、眼科で診察・検査を受けることで、三叉神経痛や脳動脈瘤などであれば、主にMRIによる画像検査を受けることで、副鼻腔炎は耳鼻科で診察・検査を受けることで診断がつくことが多いですから、ぜひ受診してみましょう。


②その場合の解消法・対処法について 

緑内障や脳腫瘍などであれば、まず専門治療を受けることが優先になりますので、それ以外の場合についてお話しします。
例えばドライアイや、眼精疲労などの場合は、目を酷使させすぎず、休ませることが何よりも大切です。特に電子画面などを長時間見ることは控え、目を使いすぎたな、と思ったら蒸しタオルを目の上にのせて目を休ませるなどの方法をとってもよいでしょう。また群発頭痛の場合は、ひどい痛みが特徴ですが、現在のところ、酸素の吸入やリドカインの投与など治療法は限られているようです。




家庭でできる薬を使わない頭痛の対処法


ズキズキと脈打つような偏頭痛(片頭痛)の場合、24~72時間程度でおさまると言われていますが、
うるさい音やまぶしい光、運動や入浴で体を温めすぎることで悪化する傾向があるため、暗い静かな部屋で横になって休むのがよいでしょう。
偏頭痛を悪化させる食品として、ポリフェノールを含む赤ワインやチョコレート、チラミンを含むチーズやタマネギ、亜硝酸ナトリウムを含むハムやソーセージ、グルタミン酸ナトリウムを含む人工うま味調味料やインスタント食品が知られていますので、これらを避けるようにします。
逆に偏頭痛を起こりにくくすると言われている食品としては、マグネシウムを含むバナナ、ナッツ、豆、緑黄色野菜、海藻類や、オメガ3脂肪酸を含む青魚、ビタミンBを含む納豆、レバーなどが知られていますので、これらを食事に取り入れるとよいでしょう。

また、ズキズキではなく鉢巻でぎゅーっと締め付けられているような筋緊張性頭痛の場合は、頭皮・首・肩・背中の筋肉の凝りが影響しているとされていますので、マッサージやストレッチで筋肉をほぐしたり、ホットパック(暖かいおしぼりを肩や首に巻く)や入浴で筋肉を温め血行を良くするとよいでしょう。

いずれの頭痛に対しても、一日2リットル程度の十分な水分摂取が有効です。また、首の後ろにある天柱、風池、完骨や、手にある合谷、頭頂部の百会、目の周りの太陽、印堂など頭痛に有効とされるツボ押しを試すこともできます。いずれも妊婦さんや子供でも試せる頭痛対策です。

頭痛のとき知っておきたいツボ


頭痛のときに知っておきたい5つのツボ、
1:天柱(てんちゅう)【膀胱】
2:風池(ふうち)【胆】
3:太陽(たいよう)【気穴】
4:合谷(ごうこく)【大腸】
5:陽陵泉(ようりょうせん)【胆】
について、動画でご紹介します。


関連記事:

【東洋医学のツボコラム】ズキズキ…頭痛に効く5つのツボ
 

頭痛の薬の上手な選び方・使い方

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市販されている頭痛薬の鎮痛成分は6種類で、副作用の少ないアセトアミノフェン、サリチル酸系ながら副作用の少ないエテンザミド、胃に優しいイブプロフェン、胃を荒らしやすいアセチルサリチル酸、強い効果のあるピリン系のイソプロピルアンチピリン、多種類の痛みに効いて効果の強いロキソプロフェンナトリウム、これらがあります。胃を荒らしやすい鎮痛剤を使った市販の頭痛薬は、胃を保護する成分の薬を含有しているのが普通です。また、頭痛薬によっては年齢制限があり、15歳未満の使用を禁止するものが少なくありません。15歳以上を使用条件としているものは、アセチルサリチル酸、イブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウム、イソプロピルアンチピリン、この4種類です。小児(小学生)でも使えるのは、アセトアミノフェン、エテンザミド、この2種類です。強い鎮痛効果のあるものほど、副作用も強く出る傾向があり、患者の年齢や体質や症状にあったものを選ばねばなりません。市販薬の使用に際しては、医師の診断なしに服用することになるわけで、市販薬の説明書に記載されている用法用量を守る必要があります。用法用量を逸脱した服用をすると、胃腸などに異変が生じる可能性があります。
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