発達障害の症状

症状の表れ方は、タイプによって様々です。
自閉症スペクトラム障害では、
1歳以降位から、人と目が合わなかったり、指さしをしなかったり、他人に関心がない、などの様子がみられることが多いです。
会話がつながりにくかったり、自分の好きなことや興味のあることには、時間を忘れて熱中することもあります。

注意欠如・多動性障害(ADHD)では、じっとしていられない多動や衝動性、ミスが多いなど不注意やその両方の症状が現れます。

学習障害(LD)では、知的発達には問題がなくても、読み、書き、計算など特定の分野の習得が難しく、なります。

何れも、成長するに従ってうつなどの原因となることもあります。

発達障害の原因

原因ははっきりとしているわけではありませんが、生まれつきの素質や、遺伝子、出生前環境による素質、保護者との関わりなど、生後の発育環境、学校など、集団生活での社会との関係などが要因となって起こると考えられています。

発達障害の予防/治療法

症状に応じて、障害の理解と適切な療育とともに、ペアレントトレーニングなどが大切になります。
多動や不安症状に対して内服薬が使われることもあります。

日常における困難をとらえ、理解し、それによってアプローチを行うことが大切です。
特別支援学級、通級指導教室、特別支援学校などでの教育的支援によって、後の社会的生活において問題が少なくなることもあります。