医師監修

ヘルパンギーナとは

ヘルパンギーナは、主に夏に流行しやすく、多くはコクサッキーウイルスA群を中心としたエンテロウイルスの感染によるものです。子供の感染が多く、口の中や喉に水泡ができ、のどの粘膜が真っ赤になって強い痛みを伴います。特効薬はなく、解熱剤などを用いた対症療法が中心になりますが、心筋炎や髄膜炎を起こすことがあるので十分な注意を要します。

ヘルパンギーナの症状

ヘルパンギーナの症状は、喉が赤く腫れ、口のなかに小さな水疱がいくつもできることです。38度以上の高熱を伴う場合もあり、強い喉の痛みが特徴です。前触れもなく突然高熱を出し、発症することもあります。特に治療をしなくても自然治癒する場合が多く、風邪の対処療法である、熱を下げる解熱剤や適度な水分補給が重要となります。
子供が感染する病気として知られていますが、大人でも二次感染することもあります。口内の水疱は2~3日で破れ、一週間ほどできれいになります。しかし、高熱が続き痛みがとれない場合は合併症を起こしているかもしれないので、医師の診察を受けることが必要です。また初期に痙攣や意識障害を起こすことがあります。

ヘルパンギーナの原因

ヘルパンギーナは、ほとんどがコクサッキーウイルスA群が原因となって発症することがわかっています。感染経路は、便などの接触感染と、くしゃみやつばなどからの飛沫感染があります。感染力が強く、主に幼児を中心に広がります。何度も繰り返して発症する特徴をもっています。
ヘルパンギーナの潜伏期間は2~3日です。本人の気づかないうちに感染し、症状が現れてしまうことになります。手足口病と似た症状ですが、口内や喉に限って水疱ができるという大きな違いがあります。

ヘルパンギーナの治療法

ヘルパンギーナの予防は、普段からの手洗いやうがいなどが効果的です。ウイルス性の感染症のため、治療する有効的な薬はありません。
感染しないための予防策は、感染した患者との接触を避け、小まめな手洗いなどがあります。他にも、タオルなどの共用をしないことや、便などの取り扱いには細心の注意が必要です。感染者の呼吸器からは1週間程度、糞便からは1ヶ月程度ウイルスが出ているとされます。
子供が感染しやすいヘルパンギーナですが、大人でも感染する可能性があります。十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけて、体調を整えておくことも大切です。
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