心筋梗塞(急性心筋梗塞)とは
心筋梗塞(急性心筋梗塞)とは、心筋に酸素を供給する役目を持つ冠動脈が詰まり血流が阻害されることによって、心筋が壊死してしまう状態のことをいいます。
心筋梗塞(急性心筋梗塞)の症状
心筋梗塞の症状は、胸部に感じる強い痛みや締め付けられるような感覚が30分以上継続し、冷や汗が出たり血圧が低下したりします。高齢者や糖尿病患者の場合、息切れや吐き気などの症状のみで、全く痛みを伴わずに発症する「無痛性心筋梗塞」を引き起こすケースもあります。
慢性症状の狭心症とは異なり、心筋梗塞は直ちに生命の危険を及ぼす急性症状の病気です。
しかし、なかには病院での診断で初めて病気であることが判明する「陳旧性心筋梗塞」というものもあります。発症から30日以上が経過した場合をいいます。症状は安定していますが、慢性心不全などのリスクが高い状態なので注意が必要です。
心筋梗塞(急性心筋梗塞)の原因
心筋梗塞の原因は、動脈硬化が進行することや、血管壁にできるプラークと呼ばれる脂肪などの固まりが破れて血栓ができてしまうことです。動脈硬化は、日々の食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣によって大きく影響されます。
コレステロールの多い食事、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事、アルコール、加齢、ストレスなどは、心筋梗塞を起こすリスク因子です、生活習慣を見直し、予防することが大切です。
心筋梗塞(急性心筋梗塞)の治療法
心筋梗塞を予防するためには、動脈硬化への対策を行うことが効果的です。その具体的な予防法としては、「栄養バランスのとれた正しい食生活を維持すること」や「毎日の適度な運動」など、規則正しい生活習慣が重要となります。また、禁煙も大切です。
特に食事に関しては、心筋梗塞の予防に効果があるといわれている以下の栄養素を意識的に摂取しましょう。
・カルシウム
・カリウム
・食物繊維
・n-3系脂肪酸(DHAとEPA)
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