意識がなくなる(失神)という症状

失神とは一時的に意識を失うことです。その結果姿勢が保てないなどの症状が現れますが、短時間で自然に意識の回復が見られます。

長い時間意識が戻らない場合は意識障害と判断される可能性があります。

意識障害の場合は重篤な病気の可能性もあるので、すぐに病院に行くことが大切です。

意識がなくなる(失神)原因

さまざまな原因でおきますが、主な原因は以下の3つがあげられます。

起立性低血圧などの反射性(神経調節性)失神


低血圧の一種です。

寝たままの状態では低血圧は生じませんが、起き上がったときや長時間立っていたとき、入浴後、水分を摂取していなかったとき、妊娠中などに見られることが多い失神です。

排便後や排尿後に起きることもあります。

自律神経のバランスが崩れ、正常な血圧・心拍を維持できなくなることが原因です。

血圧の低下が原因となって、めまいなどが生じます。重症になると意識を消失することがあります。

心原性(心血管性)失神


不整脈のような心臓や心臓の血管の病気が原因の失神です。高齢になったり生活習慣が乱れていたりすると発症するリスクが高くなるとされています。

脳血管などの病気が原因の意識障害


てんかんや脳卒中などによっても意識を失うことがあります。この場合は失神ではなく意識障害に分類されます。

意識がなくなる(失神)症状の予防・治療法

起立性低血圧による失神、反射性(神経調節性)失神


急激に起き上がったり立ち上がることを避け、ゆっくりと起き上がる習慣をつけてみてください。

脱水や過食、飲酒などの起立性低血圧を引き起こしやすい状況を避けることも有効です。

長時間立つ状況や脱水症状、飲酒などの誘因となる状況を避けるようにします。

過度なストレスや恐怖が原因の場合は、めまいや吐き気など前駆症状(気を失う直前に現れる症状)が出たときに横になりましょう。

また、利尿薬などの一部の薬は症状を悪化させることがあるので、医師と相談の上、薬の量を調整しましょう。

病気が原因の失神


意識を失う原因となった心疾患や脳血管疾患の治療を行うことがなによりも大切です。定期的に受診するようにしましょう。