「健康診断」はちょっとドキドキするイベントという方もいらっしゃるかもしれません。特に、少し太り気味であったり、血圧が高い、お酒の量が多い…といった方は「健康診断」と聞くと、何とも言えない心配な気持ちになられる方も多いかもしれませんね。
今回は、健康診断のちょっと気になる項目の中から、中性脂肪についてお話ししたいと思います。
一般的には血液1dl中30mg~149mgが正常値とされています。これを超えるものが中性脂肪が高い状態とされ高脂血症といわれます。同じように中性脂肪が高いといっても、軽度なものから深刻なものまで程度はさまざまです。(血圧や血糖値も数値が高くても程度がそれぞれなのと同じです。)
・1dl中149mg~250mg:要観察
・1dl中250mg~:より細かい検査や治療の対象
さらに、1dl当たり1000mgを越えてくる場合には、急性膵炎を起こす可能性が高くなっています。すぐに治療を開始することが望ましいと考えられます。
反対に、中性脂肪が基準値より極端に低い場合にも疑われる病気もあります。
・肝臓の病気
・バセドウ病
・アジソン病 など
しかし一般的に中性脂肪が高値を示す原因で最も多いものは、生活習慣です。
・食べすぎ
・アルコールの飲みすぎ
・太りすぎ
・運動不足
このような生活習慣が続くと、中性脂肪が高くなりがちです。
成人し、社会人になるとどうしても付き合いなどで飲酒や外食の機会も増え、カロリー摂取も多くなるのに、運動の機会は激減…という方が多いものです。
それに伴って、体重も右肩上がり、スカートがきつくなったり、以前のジーパンが入らなくなったり…といった見た目の変化も起こります。
動脈硬化が進むと、血管がしなやかさを欠きます。その結果、身体の中では以下のようなことが起こります。
・血圧が上がる
・何かの拍子に血管が破れて出血
・血管が詰まる
これが脳梗塞や脳出血といった脳血管の大きなトラブルにつながります。
ときには心臓の血管がつまってしまい、心筋梗塞のリスクを高めてしまうといわれているのです。
お酒も週2回程度は休肝日を設定して、飲酒量も控えましょう。肥満のある方は無理のない運動を取り入れて減量も大切です。
(監修:Doctors Me 医師)
今回は、健康診断のちょっと気になる項目の中から、中性脂肪についてお話ししたいと思います。
そもそも中性脂肪って?
中性脂肪はトリグリセリド(TG)とも呼ばれています。この値が高いと血中に中性脂肪が多い状態です。一般的には血液1dl中30mg~149mgが正常値とされています。これを超えるものが中性脂肪が高い状態とされ高脂血症といわれます。同じように中性脂肪が高いといっても、軽度なものから深刻なものまで程度はさまざまです。(血圧や血糖値も数値が高くても程度がそれぞれなのと同じです。)
・1dl中149mg~250mg:要観察
・1dl中250mg~:より細かい検査や治療の対象
さらに、1dl当たり1000mgを越えてくる場合には、急性膵炎を起こす可能性が高くなっています。すぐに治療を開始することが望ましいと考えられます。
反対に、中性脂肪が基準値より極端に低い場合にも疑われる病気もあります。
・肝臓の病気
・バセドウ病
・アジソン病 など
中性脂肪が高くなる一番の原因は…?
ほかの病気や遺伝などが原因となって中性脂肪が高くなっている場合もあります。しかし一般的に中性脂肪が高値を示す原因で最も多いものは、生活習慣です。
・食べすぎ
・アルコールの飲みすぎ
・太りすぎ
・運動不足
このような生活習慣が続くと、中性脂肪が高くなりがちです。
成人し、社会人になるとどうしても付き合いなどで飲酒や外食の機会も増え、カロリー摂取も多くなるのに、運動の機会は激減…という方が多いものです。
それに伴って、体重も右肩上がり、スカートがきつくなったり、以前のジーパンが入らなくなったり…といった見た目の変化も起こります。
中性脂肪が高いままだと、どうなる?
肥満や過食による中性脂肪の増加の恐ろしい点は、動脈硬化を招く原因の一つになってしまうということです。動脈硬化が進むと、血管がしなやかさを欠きます。その結果、身体の中では以下のようなことが起こります。
・血圧が上がる
・何かの拍子に血管が破れて出血
・血管が詰まる
これが脳梗塞や脳出血といった脳血管の大きなトラブルにつながります。
ときには心臓の血管がつまってしまい、心筋梗塞のリスクを高めてしまうといわれているのです。
【医師からのアドバイス】
ご本人やご家族が健康診断などをきっかけに、お薬などの治療ではなく生活習慣の改善を勧められることもあるかもしれません。その場合は腹八分目を心がけ、少しでも生活に運動する習慣を取り入れると、正常値に戻す効果があります。お酒も週2回程度は休肝日を設定して、飲酒量も控えましょう。肥満のある方は無理のない運動を取り入れて減量も大切です。
(監修:Doctors Me 医師)