不安神経症/全般性不安障害の症状

不安神経症は別名パニック障害とも言われ、なんの前触れもなく不安や恐怖と共に、吐き気や動悸、呼吸困難、手足の震え、などの身体症状が現れます。突発的に症状が現れ、20~30分でその発作はおさまります。この身体的発作であるパニック発作がさらに不安となり、また苦しみが襲ってきたらどうしよう。という予期不安がパニック発作の誘因となります。
全般性不安障害は、頭痛やめまい、疲れやすく、集中力がない、緊張と過敏という自覚症状と共に、過剰な不安と心配が継続し、眠れない、熟睡できないといった症状が6ヵ月以上続いた状態を指します。

不安神経症/全般性不安障害の原因

不安神経症の原因は、考え方や行動に原因があると言われています。身体的発作が表れても体に異常はありません。精神的な要因が大きく、ストレスや睡眠不足、不規則な生活なども心的要因を作る一つと言われています。
過度なストレスや不規則な生活が、日常生活のサイクルを見出し、心的バランスを崩してしまうことによって誘発されます。
また、性格的要素も一因として考えられており、努力家や完璧主義、神経質などの性質を持つ方が、性格ゆえに自分の不利な場面や状況に直面すると不安な傾向に陥りやすいとも言われています。

不安神経症/全般性不安障害の治療法

不安神経症の予防については、ストレスや過労など、日常生活の乱れから発症する場合もあるので、規則正しい生活を送ることが重要です。栄養バランスの取れた食事と、適度な休息、安眠できる環境づくりなど、身近にできる予防法はたくさんあります。
また、不安な要素がさらに不安を誘発してしまうため、疲れを感じたら休む。休息をとるという事も重要です。適度に体を動かし、体内バランスを整える事で、免疫力も上がります。
不安神経症/全般性不安障害を疑うような症状があれば、まずは早めに心療内科や精神科に受診されることをオススメします。